DVD『15時17分、パリ行き』

本人が本人役で出演する再現映像ということです。が、そこは素人が撮るのと違ってクリントイーストウッドなのでちゃんと真に迫っております。観光シーンもナチュラルに楽しそう。インタビューで「イイ顔してるから採用した」みたいなこと言ってましたが、まぁその真意は正確にはアレですけど、幸いにして3人とも、見た目がそこそこなカンジであることと、何よりスペンサー氏がどこを切っても愛すべきおバカで最高、ということはわかる。

子供の頃のやらかしって、大人になっちゃえばそんなに問題ではないと思うんですけどね。親からすれば泣きたくなる事象でしかないけど(泣) シングルであるかどうかは関係ないからな!個性の違いだから!2歳で暴れる子もいれば12歳で暴れる子も居るんだよきっと。ウチの息子氏はどうやら手がかからないタイプらしいですけどね。18歳くらいで暴れるようなら断固として放り出さねばなるまい、と思ってるのでがんばってます今14歳。今よ今。今がだいじ。

やっと入れた軍隊においても、やらかしの日々。教官からもシゴかれ、同僚から散々にからかわれても、それでも腐らないでがんばってたのはエライと思う。信念あるのみですなぁ。うっかりしてると鈍感おバカに見えてしまって退屈になりがちな描写でしたが。事件の瞬間を少しずつ挟むことで現実に引き戻したり、アレク氏のやらかしエピソードを挟んだりして、まぁまぁ飽きずに観られたと思います(汗) アンソニー氏の大学生活は事件に役立つ経験がなかったとみえる。

なんであそこでGo!と言えたのかよくわからないんですよね。まさか「運を信じた」とか言わないよね・・・彼を盾にして自分がどうこうするつもりだった? 彼なら死なないと思った? 弾丸が詰まっていたことを奇跡だと言えるのは何故? スペンサーもスペンサーで、そこで行っちゃうのがすごい。勇敢であったことは違いないけど、既に人を撃ってる奴がもう一度撃たない根拠は無いし、正面から突進してくる人間を撃たない理由が無いし、こんな至近距離で撃ったら当たるに決まってるし、当たったらまぁまぁ死にますやろ?うーん、ある意味、そういうことを考えない鈍さが逆に良かった?のか?ともかく無事で良かった、美談で終わって良かったよ。。。ホント親からしたら生きた心地がしない(汗)
  • 2018年アメリカ
  • 原題The 15:17 To Paris
  • 監督クリント・イーストウッド
  • 脚本ドロシー・ブリスカル
  • 原作アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、ジェフリー・E・スターン
  • 出演アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、ジェナ・フィッシャー、ジュディ・グリア、レイ・コラサーニ、P・J・バーン、トニー・ヘイル、トーマス・レノン、ポール=ミケル・ウィリアムズ、ブライス・ガイザー、ウィリアム・ジェニングズ、アイリーン・ホワイト、ヴァーノン・ドブチェフ、アリサ・アラパッチ
  • 声の出演
  • 制限G

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