劇場『トゥモロー・ワールド』

子供が生まれなくなった世界、その近未来がほんの20年後の設定になっているところがまず怖い。フィクションだけど妙にリアル、とゆーところを狙ってるんだろうけど世界中が暴動だらけで国家がほとんど壊滅していて「イギリスだけ」国が動いてるとゆー辺りがアンリアルw まぁいいや。しかし、滅びるしかないって分かっちゃうと人の心はこうも荒んでしまうのか。というか「どうせみんな死ぬんだ」とかゆってみんながみんな好き勝手に暴れまくるよーになるとは、ワタシはちょっと思えないな。そおゆう国もあるかもしんないけど、って。平和ボケと言われたらそれまでですが。とにかく撮り方っつーか見せ方っつーか、すごくリアルなんですよ。主人公の目線をずっと追う感じで話が進んでいくんですが、特に銃弾の飛び交う中逃げ回る長回しのシーンでは掌から尋常じゃない量の汗が出た。レンズに血糊ついてるまんまぐるーっとずざーっと! スリリングすぎる。泣くかとオモタ。そんなこんなありつつ結末は希望を感じさせる雰囲気なので、ホッと安心して劇場を後にできたのですが、どうやら原作はそうではない模様(パンフより)。というか“子供が生まれなくなった近未来”という設定だけ使って、あとはいじりまくりの変えまくりなのだそうだ。それが良いか悪いかはともかく、2時間たっぷりドタバタやって尚救われないなんてマジきついので、これはこおゆう終わり方でよろしかったと思いますた。
  • 2006年アメリカ/イギリス
  • 原題Children Of Men
  • 監督アルフォンソ・キュアロン
  • 脚本
  • 原作P.D.ジェイムズ『Children of Men』
  • 出演クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、チャーリー・ハナム、クレア=ホープ・アシティ、パム・フェリス、ダニー・ヒューストン、ピーター・ミュラン、ワーナ・ペリーア、ポール・シャーマ、ジャセック・コーマン、エド・ウェストウィック
  • 声の出演
  • 制限

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