DVD『マレフィセント』
いじわるな魔女はいじわるになってしまった理由が確かにあった、王様の方にこそ罪があったのだ・・・そして真実の愛とは・・・なんて美しい物語でしょう。アンジーに泣かされる日がくるなんて思いもよらなかった。彼女にも可愛い少女の時代はあったし、あどけなく才能をぶん回してた時代もあったのでした。それが今、どうにもならないモノの前に悲鳴をあげ、涙を流し、深く悔やみ、許しを請うている。さすがにアンジーが気の毒になってくるぉ。いやマレフィセントの生き様がアンジーそのものとは言わないけど。
とりあえず生まれて間もない赤ん坊を、子育てのかけらも理解せず、まともにやる気もない妖精たちに押し付けて城を追い出してしまうという方が遥かに死亡率高い件についても王は罪深い。16歳どころか1歳すら迎えられない可能性しか見えない。ワロエナイ。乳幼児のごはんが花の蜜だけで足りるはずがないけど何もないよりは遥かにマシだしカラス君の運べるモノにも限りがあるし、だいたい蜜だいじょぶか。蜂蜜じゃないから大丈夫なのかな?ていうかオムツだって替えられないよねあのBBAども。ほんと頃す気か。
実質、育児はマレフィセントとカラスの青年が担当してました!ってことですよね。そりゃあ、あなた、愛も芽生えちゃいますよ。
カラスの青年の2.2〜2.5枚目くらいな感じがなかなかに絶妙で良かったですよね。カラスって16年とか生きちゃうの?そんなに寿命あるの?やっぱ魔法のおかげかな?でもホントえらい。えらいよ名前が難しくて覚えられない君。
そして姫。ただただかわいい。ひたすら素直で良い子。どこまでも天真爛漫。国を統べるとか・・・コッチの国はいいとして、アッチの国はだいじょぶじゃないだろう。結局マレフィセントが取り持ってやるしかないじゃん。あ、『眠れる森の美女』は忘れないといけませんね(笑) 王子様の出オチっぷりときたらホント(笑) おかげで2が楽しみになりました。ありがとうございました。
- 2014年アメリカ
- 原題Maleficent
- 監督ロバート・ストロンバーグ
- 脚本リンダ・ウールヴァートン
- 原作
- 出演アンジェリーナ・ジョリー、シャールト・コプリー、エル・ファニング、サム・ライリー、イメルダ・スタウントン、ジュノー・テンプル、レスリー・マンヴィル、ブレントン・スウェイツ、ケネス・クラナム、ハンナ・ニュー、イゾベル・モロイ、エラ・パーネル、ヴィヴィエン・ジョリー=ピット
- 声の出演
- 制限