DVD『ディア・エヴァン・ハンセン』

まずエヴァンの人の歌がうますぎて話が入ってこない。言ってることはそんなに複雑じゃないんで多少アレでもアレなんですけど(?)、歌に聞き惚れて字幕を読むの忘れる。コナーの人もめちゃうまい。歌がうまい上にイケメンでもある。コナーくんの人となりがイマイチ分からないままに、景気の良さげな曲に合わせて軽快に歌って踊る素敵なシーンで惚れてしまいそう。

気弱な青年のついた優しい嘘が、大きな反響を呼んで様々に変化してゆく。あわあわしてるうちにコトが大きくなってっちゃってなんだか大変なんですが、つまり大変泣かされました。もちろん強いメッセージがあってそれもとても良かったんだけど、アタシはやっぱお母さんの歌が一番キタわ。ジュリアンムーアのね。あれはあかん。あれは、、、あかん(;;;;;;;;

次の日まで目が腫れてたくらい泣いたのは久しぶりですね。『コーダ』もだいぶ泣きましたけどね〜〜〜。今作はあんまり笑えるシーンなかったっつーか、泣きに泣きをカブせてくるもんだからゴミ箱があっちゅー間にいっぱいになっちゃいましたよね。もちろん箱ティッシュの補充もした。

大事なことではあるんだけど、そっとしてあげたらいいのにと思いつつ、いちいち大げさに話を持っていくのはすごくアメリカ的だなぁと思ってしまいましたが。コナーくんとしては、自分の結末はどうあれ、自分が親にどう思われてるかも理解してて、それでも友達の1人くらい居た、良いところもある人間だったんだ、と思って欲しかった、のかなぁ。と思いました。ほんとうに切ない。なので結果的にエヴァンに救われたのだろうから、良かったんだよ。と私は思うことにしました。
  • 2021年アメリカ
  • 原題Dear Evan Hansen
  • 監督スティーヴン・チョボスキー
  • 脚本スティーヴン・レヴェンソン
  • 原作
  • 出演ベン・プラット、ケイトリン・デヴァー、ジュリアン・ムーア、エイミー・アダムス、アマンドラ・ステンバーグ、ニック・ドダーニ、コルトン・ライアン、ダニー・ピノ
  • 声の出演
  • 制限G

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