DVD『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

ヴィジョンさんがすごく冷静で正確な分析に基づいて判断していて、それを言い表しているセリフがけっこう好き。ていうかもうポールベタニーさんが好き。ワンダさんとはなぜ心が通っているのか微妙にわからないけど・・・いや嫉妬じゃなくて(真顔)。

キャプテンの苦悩が深いです。状況も立場もちゃんと理解しているし、トニーの心情も分からないわけではない。けど、バッキーやペギーという数少ない“旧いつながり”が彼の支えでもあったわけで。ある意味、頭が硬くて古臭くて意固地とも言えるけど、絶対ブレない。だからこその“キャプテン”なのだなぁ。

「Civil War」とは「内戦」という意味だそう。たしかにね、内輪揉めですわ。仲間同士だったはずなのに、何いがみ合ってんの(汗) という。どっちも悪くないのにねぇ。ところでペギーの遺したという言葉 「たとえ世界中があなたに『どけ』と言っても、あなたは妥協せず彼らに『どけ』と言い返しなさい」 については、この言葉が生まれた背景はペギーの生きた時代およびペギーの立場だからこそのものであって(ドラマシリーズはCMくらいしか観てないけど)、そのまま現在のスティーブには当てはまらないと思ったわけで、、、たぶんソレ聞かなくてもそうしたと思う。つまりは背中を押した的なアレなのだろうね。

結局、どっちも正しいんですよ。戦争はどっちも正義だって言うじゃないですか。最終的に今作では結論が出ないし、すなわち『これを観たみんなは、どう?』って問いかけてるし、『続きが気になるでしょ?もちろんあるから、ちゃんと見てよね!』って言ってるわけですね(^_^; いやぁ、エンドゲームまで観ちゃってるからだけど、ふぁっきんマーベル野郎にまんまと罠に嵌められちまいましたよね(笑) 余りある感動と興奮に震えさせられまくっております。

ブラックパンサーとスパイダーマンが初出演だったわけですが、まずブラックパンサーにとっては、『ブラックパンサー』の前置きとなる描写が含まれていて、かつトニーにはできなかった行動をとっています。さすが"Your highness"と言わざるを得ない。

一方スパイディは何してたかっつーと、認めているのはトニースタークだけなのね。そもそもアベンジャーズに正式に加わる儀式なんつうのもあるわけじゃないし、だからまぁまぁ活躍はしていても「未成年だから」くらいで却下されそうな雰囲気だったり。そんなん言ったらマキシモフ姉弟だってじゅうぶん若いんじゃないのかと思ったけど実のところリアルトムホランドが一番若く、かつハタチを超えているので、やっぱり気にしたら負けということですハイ。いつまで高校生やらせるつもりだべな(笑)
  • 2016年アメリカ
  • 原題Captain America: Civil War
  • 監督アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
  • 脚本クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
  • 原作
  • 出演クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、ドン・チードル、ジェレミー・レナー、チャドウィック・ボーズマン、ポール・ベタニー、エリザベス・オルセン、ポール・ラッド、エミリー・ヴァンキャンプ、トム・ホランド、フランク・グリロ、ウィリアム・ハート、ダニエル・ブリュール、マーティン・フリーマン、ジョン・カニ、ジョン・スラッテリー、ホープ・デイヴィス、マリサ・トメイ、アルフレ・ウッダード、スタン・リー、フローレンス・カサンバ、ジョー・ルッソ
  • 声の出演
  • 制限G

コメントは受け付けていません。