Disney+『アガサ・オール・アロング』
ぜんっぜん期待しないで観たんですよ。だって、よく知らないおねーさんばっかり出てきて女のイザコザを見せつけられるだけなら面白いワケねーな!って思ってさぁ(笑) フタを開けてみたら、実は仕掛けがすごかった。何しろリリアがメメントすぎてエモかった。ノーラン映画かっつーくらい、よく練られた脚本になってると思います。が、ちょっと拗らせすぎな気もしますね。ビリーが覚醒(=頭になんか装着)するタイミングがよく分からないし、どこまでがワンダのせいで、どこからがアガサのせいなのかがハッキリしない。あえてハッキリさせてないのかもしれないけど。
あ、Disney+の『ワンダヴィジョン』は観てないといけないやつですのでご注意ください。まぁ〜あれからけっこう時間が経ってますし、ウエストビュー?あ?そんな名前だったっけ?ってなってましたけどね私だけかもしれんけど。
ビリーなのかウィリアムなのか、の少年の顔が意外と濃くて、変装パートがいちいちクドくて笑える。ロックミュージシャン風・マレフィセント風のアレが「もう勘弁してあげてください」って言いたくなるレベル。いや他の魔女たちもけっこう凄かったけどさ(笑) この子のキャリアはこれからじゃないですか。めげずに?がんばってほしいです。
アガサの性格の悪さが際立ってますが、中の人の演技力は確かにすごいと思います。熊のような(笑)刑事から、興味のない相手の名前を覚える気のない傲慢な態度、切羽詰まった妊婦、幼児に向ける眼差し、愛しい相手への乞い願う声、罠が成功した高笑い・・・ただの口のでかい陽気なおばさんではなかったですね、すみません。
とりあえずビリーの能力はワンダのそれとだいたい同じなのかもですね。妄想を現実に作ってしまうとかね。ということはワンダが自身の能力をコピーして作り出してしまった感じかしら。どーやって産んだのかいろいろ不明だけど処女懐妊なんですよね。このあたりキリスト教的にわりとヤヴァイはずなんで、だから死神に狙われてるのかなぁと思ったりしてるんだけど合ってます?
- 2024年アメリカ
- 原題Agatha All Along
- 監督ジャック・シェイファー、レイチェル・ゴールドバーグ、ガンジャ・モンテイロ
- 脚本ジャック・シェイファー、ローラ・ドニー、ジョヴァンナ・サーキス、ローラ・モンティ、ジェイソン・ロストフスキー、ジア・キング、キャメロン・スクワイアーズ
- 原作
- 出演キャスリン・ハーン、ジョー・ロック、デブラ・ジョー・ラップ、オーブリー・プラザ、エマ・コールフィールド・フォード、デヴィッド・ペイトン、デヴィッド・レンゲル、アシフ・アリ、エイモス・グリック、サシーア・ザメイタ、アリ・アン、パティ・ルポーン、ジェイド・クオン、オクウィ・オクポクワシリ、エヴァン・ピーターズ、マリア・ディッツィア、ポール・アデルスタイン、マイルス・グティエレス=ライリー、クロエ・キャンプ、ローラ・ボッカレッティ
- 声の出演
- 制限