DVD『ドリーム』

原題「Hidden Figures」の Figures が「数式・人物」ってダブルミーニングで深いんですよ〜これ邦題でうまいこと表現できなかったんかなぁ。『ペンタゴン・ペーパーズ(The Post)』でも思ったけど、日本語でまったく同じような表現って無理なのかも?残念無念。

1960年代ですから、アメリカで白人以外の人たちは生きづらい時代だったのでしょう。その逆境にめげず、実力を発揮していた先人たちが本当に偉い。私アメリカ人じゃないけど理系女子としては完全に憧れですし“誇りに思う”って言っても良いでしょうかね。尤も、実力があったからこそ、なんですけどね。なければそのまま埋もれてたでしょうからね。。。NASAに関しては「差別なんかしてる場合じゃねえ!」って状況でもあったし、ケヴィンコスナーが数学と実績以外何も見ない人間だったからこそ、みたいなところもあった気はしましたが。つくづく、人は環境に慣れてしまうのですねぇ。慣れると、けっこう見えなくなってしまうものなんですねぇ。

あれから60年。差別、あんま変わってねえな・・・うーん、変わってねえな。

さておきマハーシャラ・アリにあんな風に迫られたら即落ち確実ですねきゃー。今までそんなふうに見えたことなかったのにビックリだわ・・・イケメンすぎてやばい。ジョングレンの人も能天気そうな顔してる割に神対応すぎてやばい、と思ったけどこっちはどっちかっつーとギャップ萌えだな。うんうん。

BGMがあまりにも軽快で、全体的にあんまり深刻そうというか重厚な印象を受けないんですよ。天才女子たちもみんな明るいし。毎日毎日目に見える差別やあからさまな侮辱を受け続けて、それでも元気に前向きにがんばれるだけで賞賛モノです。見ててホント良かったねぇ良かったねぇって思えるんだけど、「晴れ晴れとした気持ち」は100%にならないんですよね。なんだろね。

キャサリンさん(本物)はご存命とのこと。つよすぎィ!
  • 2016年アメリカ
  • 原題Hidden Figures
  • 監督セオドア・メルフィ
  • 脚本アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ
  • 原作マーゴット・リー・シェッタリー
  • 出演タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ、オルディス・ホッジ、グレン・パウエル、キンバリー・クイン
  • 声の出演
  • 制限G

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