劇場『ブレイブ -群青戦記-』
設定がトンデモなのにみんな真面目になっちゃって、どうしたんかな? ていう興味から入りましたよね。まっけん君と三浦サンを見にいった感じです。ちゃんとかっこよかったし泣ける場面もちゃんとあるし、見応えとしては十分だけど後味は悪いです。序盤でほとんどゾンビみたいなアレがアレしてざくざく人が減っていくの、だいぶキツい。高校生っていう子どもたち(中の人たちはだいたい20代)が主に犠牲になるのがツラい。そんなことが起こったのに、なんやかんやで元の生活に戻りましたーーみたいな終わり方がしんどい。生徒も教師もだいぶ逝ってもうてますねんで(謎関西弁)。ちゃんと描いてないだけにしても、生徒たちの笑顔はそんな簡単に戻ってこないはずでしょうよ。ていうか社会問題になっててもおかしくないし、なんなら学校の運営・存続も怪しくなるやつでしょ。ってすごい違和感に包まれながら終わったからね。。。ヤンジャンってそういうのでいいの?ウォズがやっぱりウォズだった、みたいな。体が細い人だし、剣も槍も馬も相当がんばっただろうなぁと。甘い顔して脱いだら実はゴリマッチョ(推定)のまっけんとやりあうなんてなかなかのプレッシャーだったと思うよね(笑) 私が見るのは仮面ライダージオウのとき以来?だけど、この人のコメントはいちいち上から目線なのが微妙に謎だし、そう言えばまた「何考えてっかわかんねえキャラ」だった。このズレっぷりがこういう役を引き寄せるのかもしんないな。うん。
ゴーカイシルバーの人の藤吉郎、実に良かった。身のこなしといい、表情といい、もはや貫禄すらある。いや、言い過ぎた。でももっと見たいです。ウォズとは別の意味で気になるタイプですね。
裏テーマ?は"継承"だったそうですが、もう少し明確にして欲しかったっつーか、それどころじゃなかったよ。やっぱり終わり方が大事ですよねぇ。校庭をお墓にしちゃったパターンはまだいいけど、砦攻めの行程で埋めてきた仲間たちはあとで蒼くんがなんとかしてくれたんだろうか。なんつうかそういうエグさが地味に心を削ってくるんですよ。
いかな家康も、権力をもつ前の若い頃に肖像画を残せるワケないと思うんですよねぇ(笑) 歴史は赤点しかとったことないアタシでさえそう思うのに、、、時代考証とはなんだったのか。あとバタフライエフェクト的な、『サウンド・オブ・サンダー』みたいな世界を知っていると、あらゆる観点からありえなすぎて元の世界に戻れるワケがない!としか思えないんだけどそこんとこ都合良くないと困るんだろうから、まぁ仕方ないですね。ええ。1年前は人が1人飛んでっただけなのに今回は学校の敷地丸ごと飛んでった違いも説明がないのは地味に気になる。それに雷が落ちるたびに飛んでっちゃう可能性にも気づいて欲しい。歴史改変し放題かよ。いやぁプロットとしてはなかなか面白いんですけどね、名前がアオイっていうのもね。さすがに銃でアレした瞬間に気づきましたが(気づいた時点でやっぱアタシ鈍いわと思いました笑)。その銃も「今出るの?!」って・・・時代考証とは・・・。キャストたちの熱量と手に握った汗の量に反して、ど〜にも引いちゃうのよねぇ。
- 2021年日本
- 原題
- 監督本広克行
- 脚本山浦雅大、山本透
- 原作笠原真樹
- 出演新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、飯島寛騎、福山翔大、水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣、長田拓郎、足立英、草野大成、池田純矢、三浦春馬、松山ケンイチ
- 声の出演
- 制限