劇場『アタゴオルは猫の森』

『アタゴオル』は買って読んだ。けど外伝とかなんかその辺のは知らなかったです。が、まぁ雰囲気は同じだし、相変わらず絵は下手だし、ヒデヨシにはムカつきっぱなしだし、ワケ分かんない度合いも変わらないと思う。そしてその予想は外れなかった。それどころか冒頭の歌と踊り→どっかーん→うやむや、な辺りがベタベタすぎて泣けてきたw マジで涙を拭いたよアタシは。何故か客がワタシを含めて3人だけだったのも相俟って寒気までしてきたのはココだけの話。それにつけても色んなところが意味不明で何の説明も無くぎこちないままなんだけど、それって全部原作通りなのよねw ヒデヨシ自身の謎(ありすぎる)を置いといても、ギルバルスは何故バケモノなの? 人間が少なすぎねえか? 猫型飛行船って動力なんなの? ヴァイオリン弾いてた猫さんは指で弦をいっこも押さえてなかったけどソレってどーゆーこと? 謎だらけである。コレ、“驚異のロングセラーを誇る伝説のコミック”ってゆってるけど、決して“有名”だとは言ってないのな。実際知ってるひとの方がレアだと思う。オトナ的には「マニア受け乙」、コドモに見せると質問攻めで困っちゃうという、始末の悪い世界観。ストーリーは悪くないけど。どーいった風の吹き回しかヒデヨシが良い事言ってるし。ただワタクシ個人的には、“圧倒的な森”の姿が見れなくてとっても残念でつ。もっともっと大きくて、ヘンテコな遊園地みたいな、眺めるだけでウットリしそうな、あの森がなかった。残念。
  • 2006年日本
  • 原題
  • 監督西久保瑞穂
  • 脚本
  • 原作ますむらひろし
  • 出演
  • 声の出演山寺宏一、平山あや、内田朝陽、谷啓、小桜エツ子、石井竜也、谷山浩子、牟田悌三、佐野史郎、田辺誠一、夏木マリ
  • 制限

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