DVD『ブレードランナー』
冒頭のナレーション(モノローグ?)で、わりと引いてたんですがコレ後から付け足したらしいですね。ほんとださい。配給会社とかスポンサーとか、ほんとやばいよね。グッジョブなこともあるけど、センスないことしか言わない場合の方が多い印象ですよね。”なんだかよくわからないアジアっぽい漢字のような文字が並んでるネオンとかそれだけでクールで怪しくて最高”っていうイメージがすごくアメリカっぽくて良いと思うわけですが、攻殻機動隊で見たなぁ、と思って観てました。調べてみると時系列的にこちらの方が先だそうです。ブレードランナー(1982)→攻殻機動隊・漫画原作(1991)→攻殻機動隊・アニメ映画(1995)だそうです。随分似せてた、というかもう本当にそっくり。デジャヴュかっつーくらい。
今になって観てるからアレです、驚くところがズレてるのだろうと思うけど、あんなに精巧なアンドロイド(スマホでない)が作れるのにモニタがブラウン管だし解像度悪いのが謎とか、タイレル氏のメガネが分厚すぎるとか、住まいのセキュリティが甘すぎるとか、空飛ぶパトカーが作れるくらいならもっと色んなモノが空を飛んでても良さそうな気がするとか。
たった2年後にロサンゼルスが雨ばかり降る地域になってしまうくらいの気候変動が起こりうるのかどうかっつーのは正直分かんないワケですが、わりと受け入れられちゃう感じ。世界観って、何気にすんなり入り込めちゃう方だと思いますわたし。実際にソコへ住む感覚までは分からなくても、観光気分で理解するくらいなら、ね。それはそうと、どんなディストピア世界でも大金持ちの諸悪の根源さんが悪趣味タワーに住みたがるのは共通項なのかしらw
レプリカントだと知りながら恋に落ちてしまうところは流石に理解しにくい。情が移ってつい逃がしてあげたとかいう程度じゃないもんね、駆け落ちとか・・・まぁデッカードにも現状から逃げたい根拠があったし、いいんだけど。ロサンゼルスから離れたら緑豊かな景色が広がっていた、というのは美しい終わり方だと思います。きみとならどこまでだって行けるさ、そうだとも、燃料の続く限りはね。
- 1982年アメリカ/香港
- 原題Blade Runner
- 監督リドリー・スコット
- 脚本
- 原作
- 出演ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス、ダリル・ハンナ、ブライオン・ジェームズ、ジョアンナ・キャシディ、M・エメット・ウォルシュ、ウィリアム・サンダーソン、ジョー・ターケル、ジェームズ・ホン、モーガン・ポール
- 声の出演
- 制限