劇場『エラゴン 遺志を継ぐ者』

原作本、買ってあるんですがむちゃくちゃデカくて;; なかなか読み始めらんなかったんですが、つい最近読み始めましてデスネ。1巻の半分くらいまで読んだところでした。映画で言うところの最初の4分の1くらいかなぁ。とりあえずそこまでの感じだと、かなり説明不足ですな。しょうがないけどね。ブロムはホントはもっと説教臭いし白髪だし話は長いし、じっくり時間かけてエラゴンもサフィラも成長してゆくはずなのに・・・映画じゃあそんなのマッタリやってらんないもんね。でもそーやって成長したはずのエラゴンがあんな突拍子もない行動しちゃったりなんかするとゆう、本ではこれから出てくるであろうシーンではちゃんとドキドキしてますたw ストーリーは兎も角、個人的にはサフィラのウロコがイメージと違った。鞍なしで乗ったら足の皮膚が簡単にめくれちゃうくらい硬いはずだから、ウロコひとつひとつがもっと大きくてツヤツヤしてるもんかと思ってた。それと、サフィラが自分から名乗ったところは少々ショックでしたね;; まぁそんなあんばいで、端折ってなんぼなんですかねぇこの手のは。なんだろう。期待してたよりぜんぜん気分が盛り上がれない。終わり方が「へっ?」なので、そこでやっと「ああ、3部作だったっけ」って思い出した次第。つっても次回作っていつになるんでしょーか;;


「“原作の方が面白い”って言うひとが多い」のは致し方ない部分があるにせよ、この映画はまずい。端折りすぎです。前半部分はかなり背景描写だから省略するのは致し方ないと思ったけど、後半もばかすか端折ってます。おかげでブロムが「ザ・チルドレン」もびっくりなテレポーターにさせられてしまっています。『絶対可憐チルドレン』を知らないひとゴメンナサイ。更にドワーフとエルフと人間の関係もほとんど触れていない。ファンタジーの世界観を形作る上で、そこに出てくる住人がどんなものかっちゅうのはかなり重要だと思うんだが。マータグの謎も簡単に片付けすぎな気がする。この辺は後回しなんかなぁ。次回作がどんだけのボリュームになっちゃうのか心配だw とにかく、まずいんじゃねーの? こんだけいい加減なことをやるくらいなら無理矢理2時間未満にまとめないで3時間とかやりゃあよかったんだよ。監督も脚本家も何考えてんだ。とゆうワケで映画だけだとイマイチ「ふーん」ってなりがちなので続編を待つ気持ちが薄れてしまいそうですが原作は普通に面白いです。著者が天才扱いされるのも頷ける。願わくは周りに惑わされずに、そして可及的速やかに第3部を書き上げていただきたいものです。といったあんばいでそろそろ3冊目も終わります。面白い。
  • 2006年アメリカ
  • 原題Eragon
  • 監督シュテフェン・ファンマイアー
  • 脚本
  • 原作クリストファー・パオリーニ
  • 出演エド・スペリーアス、ジェレミー・アイアンズ、シエンナ・ギロリー、ロバート・カーライル、ジャイモン・フンスー、ジョン・マルコヴィッチ、ギャレット・ヘドランド、ゲイリー・ルイス、ジョス・ストーン、クリストファー・イーガン、キャロライン・チケジー、アラン・アームストロング、リチャード・リフキン、スティーヴ・スピアーズ
  • 声の出演レイチェル・ワイズ
  • 制限

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