劇場『ユナイテッド93』

2001年9月11日朝、詳細な説明は省きますが、ハイジャックされた4機のうち、テロリストの目標に到達できなかったと思われる唯一の機体、ユナイテッド航空93便を巡る“ドキュドラマ(Docu-Drama)”。ユナイテッド93に乗ってたひとたちは全員死亡してるから全員俳優(ただしあんまり顔が売れてないひとたち)なんだけど、当時の正にそのとき地上でアタフタしてた管制官や軍関係者として本人役「As Himself」で出てたひとがけっこう居る。すごい臨場感、すごいリアリティ、すごい緊迫感、すごい混乱ぶり、すごいショッキング。ハイジャックされた機内での悲壮感がバリバリ伝わってくる。正直、後半はちょっぴり震えながら観てました。おうち帰ってマッタリしてたら泣けてきた。。。犯人側の情報は少なかっただろうけど、無闇に悪人っぽく描いていなくて、彼らは彼らで一心に彼らの神に祈りながら大変なことをやってのけてしまっていた、といった感じ。あくまでも“そこんとこって実はこうだったりして!”と言っているだけの映画である。事実は小説より奇なり、とは言え恐ろしい。できごととしては5年前のことだけど、こうもリアルに再現されてしまったものを映像で観るのは初めてなワケで、やっぱりこれはとんでもなく有り得ないできごとだったんだ、と改めて感じたし、何年も経った後で観ても同じように衝撃を受ける内容だと思う。興味のないひとにこそ勧めたい。
  • 2006年アメリカ
  • 原題United 93
  • 監督ポール・グリーングラス
  • 脚本ポール・グリーングラス
  • 原作
  • 出演ハリド・アブダラ、ポリー・アダムス、オパル・アラディン、ルイス・アルサマリ、デヴィッド・アラン・ブッシェ、リチャード・ベキンス、スターラ・ベンフォード、オマー・バーデゥニ、スーザン・ブロンマート、レイ・チャールソン、クリスチャン・クレメンソン、ライザ・コロン・ザヤス、ゲイリー・コモック、ローナ・ダラス、デニー・ディロン、トリエスト・デュン、トリッシュ・ゲイツ、ケイト・ジェニングス・グラント、ジェイミー・ハーディング、ピーター・ハーマン、タラ・ヒューゴ、マルセリーヌ・ヒューゴ、シャイアン・ジャクソン、ジョー・ジャムログ、コーリイ・ジョンソン、J・J・ジョンソン、マサト・カモ、ベッキー・ロンドン、ピーター・マリンカー、ジョディー・リン・マクリントック、ナンシー・マクダニル、リビー・モリス、トム・オルーク、サイモン・ポーランド、デヴィッド・ラッシュ、エリック・レッドマン、マイケル・J・レイノルズ、ジョン・ロスマン、ダニエル・サウリ、レベッカ・シュル、クロー・シレーン、ベン・スライニー、オリヴィア・サールビー、チップ・ジエン、レイ・ジンマーマン、パトリック・セント・エスプリト、マイケル・ボフシェヴァー
  • 声の出演
  • 制限

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