DVD『女王陛下の007』

ショーン・コネリーが降りた穴埋めに大抜擢されたのは当時無名のオーストラリア俳優ジョージ・レーゼンビー。背が高く遠景シルエットの殴り合いシーンが映え、演技の経験が浅い割にダンディズム溢るる佇まいに思わず「ああ・・・もっとイイ男なら・・・」って言ったり言わなかったり。でも映画的にはすごかったですよ! キタコレ! って思ったのはスキー・チェイスのシーン。「スキー・チェイス」っていう言い回しはあんまし聞き慣れないんですがつまりカー・チェイスのスキーバージョンです。当時はスノーボードだとかデコボコ斜面をわっしょいわっしょい滑り降りる競技とかは無かったと思いますが、だから普通に滑り降りてるだけですけどね絵的にね。で、007が逃げながら後ろからガンガン撃たれてるんだけどまぁ当たらないんだけど、スキー板に当たるんですな。右足のな。んでコケるんだけどメゲずに起き上がって、左足だけで滑るんですよ。両足で滑るのと同じくらい当たり前な感じで! どんなプロ連れてきてんだ。つかプロって片足滑降も普通なんすか? とにかくビビリまくりんぐ。スキーやると弾丸のよーに落っこちてゆくことしかできないアタシだけかも知らんけどw あと空撮も良かった。ヘリに紐いっぱい繋げてパラシュートみたいな格好でカメラマン吊るして撮ったんだそうな。わりと狂ってる。一方のストーリーはこれといって、まぁねぇ。悪の親玉の顔が前作と違ってて「???」て思いましたけど。奴の資金源はいったい何なのだ!ってところが実はずっと気になっていてコッソリ解決して欲しいなーってずっと思ってるんですけど、今回これで決着がついちゃったのかにゃ? 007がMとひと悶着起こすくらい因縁があった割に、終わりがアッサリしすぎぢゃね?(;´ω`) 気にしたら負けですか。そうですか。
  • 1969年イギリス
  • 原題On Her Majesty's Secret Service
  • 監督ピーター・ハント
  • 脚本
  • 原作イアン・フレミング
  • 出演ジョージ・レーゼンビー、ダイアナ・リグ、テリー・サヴァラス、ガブリエル・フェルゼッティ、バーナード・リー、ロイス・マクスウェル、デスモンド・リュウェリン、カトリーヌ・シェル、ジョージ・ベイカー、アンジェラ・スコーラー、ジョアンナ・ラムレイ、ジュリー・エーゲ、アヌーシュカ・ヘンペル、ジェニー・ハンレー
  • 声の出演
  • 制限

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