劇場『カサノバ』

ジャコモ・カサノバっつぅ実在したひとが自伝を書いてて、そこで「官能を極めること、それが何よりも重要だった」とかゆっちゃってるワケです。だけど単に女を食い散らかしていたのではなく、その何十人だか何百人だかを「真面目に」愛していたという。単なる空想に終わっておらず正確に事実を述べているのだそうな。しかし究極のスケコマシであり放蕩者には違いない。つまり天然さんなんだな。それをこの映画ではコメディとして表現してしまったものだからさあ大変。ヴェネチアでの全編ロケや豪華な衣装の数々、錚々たる顔ぶれの役者たち、その一切合財を笑い飛ばしちゃおうという、ある意味ユカイツーカイな物語、とワタシは思った。ヒース・レジャーが超カッコええしチャンバラシーンも超カッコええし盛装なんてヨダレ出るほど超カッコええから微妙にツッコミ辛いのですが、みんながコメディちっくだから、カサノバひとりが頓狂な人物であるとゆーことが目立たないんですな。むしろヒースだけがまともだった?みたいな(それは言いすぎ)。どーせやるならテッテーテキに“どんがらがっしゃーん!”をやって欲しかったなぁ。最後にいけ好かない小役人の面目を潰すだけじゃぁ、ねぇw あと期待してたよりも官能的なシーンが少なかった。端的に言うと、もっと気前良く脱いで欲しかったでちゅ!(*´ω`*) ん~、ヒース以前のバージョンの『カサノバ』も観たいにゃ~。
  • 2005年アメリカ
  • 原題Casanova
  • 監督ラッセ・ハルストレム
  • 脚本
  • 原作
  • 出演ヒース・レジャー、シエナ・ミラー、ジェレミー・アイアンズ、オリヴァー・プラット、レナ・オリン、オミッド・ジャリリ、チャーリー・コックス、ナタリー・ドーマー、スティーヴン・グリーフ、ケン・ストット、ヘレン・マックロリー、リー・ローソン、ティム・マキナニー、フィル・デイヴィス、ローレン・コーハン
  • 声の出演
  • 制限

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