劇場『グッドナイト&グッドラック』

伝説のニュースキャスター、エド・マローとその仲間たちががんばったお話。まったくふんとに、マスコミのみなさんはちゃんと見習ってください。あたしは正直泣けました。くっだらない流行モノや頭の悪いお笑いやオコチャマのお遊戯なんぞに心血を注ぐ前にやることがあるだろう、って世間様の傍観者様はほぼ全員思ってると思われることなんだけど、まぁ権力を前にしたり利害が絡んだりすると、本音と建前の使い分けのできる人間ならば使い分けちゃうよねぇ、そうなんだよねぇ、分かっちゃいるけどねぇ。日本人は特に「言わなくても分かってることは言わない」のが好きだから、尚更ね。だから口喧嘩すると負けるんだよな。うん。とりあえずアメリカ人と日本人の煽られやすさも違うと思うし、マスコミや政治家の影響ってのを同じ尺度では計れないけども。全編モノクロなので、初めの方は目が慣れるまで字幕が非常に読み辛かったというかほとんど読めてなかったw なんかチカチカしちゃって思わず眠気が。モッタイナイ精神のおかげで辛うじて寝なかったとです。あと1950年頃のニュースキャスターはカメラの前でタバコを吸っていたとゆー驚愕の事実が明らかに。すげえ時代だったのね。どこで何をしてても片手はタバコでふさがっている。廊下の曲がり角ごとに灰皿が置かれ、事務所のデスクにも気付けば灰皿が。そうか、タバコを吸いながら仕事をしていた時代はこんな感じだったのか。嫌煙家にとっちゃあ人権もクソもあったもんぢゃねえ世の中だったってことだな。すげえ時代だ。まぁ人の権利ってのも突き詰めすぎても楽しくないっつぅか、“そんなことまで法律で決めてくんないと暮らせねーんかよ”みたいのは哀しいと思うワケです。
  • 2005年アメリカ
  • 原題Good Night, And Good Luck
  • 監督ジョージ・クルーニー
  • 脚本
  • 原作
  • 出演デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー、ロバート・ダウニー・Jr、パトリシア・クラークソン、レイ・ワイズ、フランク・ランジェラ、ジェフ・ダニエルズ、テイト・ドノヴァン、トム・マッカーシー、マット・ロス、リード・ダイアモンド、ロバート・ジョン・バーク、グラント・ヘスロヴ、アレックス・ボースタイン、グレン・モーシャワー、ダイアン・リーヴス、ロバート・ネッパー、ローズ・アブドゥー
  • 声の出演
  • 制限

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