DVD『戦場のピアニスト』

ウワディスワフ・シュピルマンというピアニストが戦争で体験したコトを本にした回想録を原作としたもの。特典映像でつらつら見てみたら、つまり彼は天才なですな。ピアノも弾けて外交的で文才もあると。それに監督の実体験も重ねてみたという物語。戦争モノだからしょうがないんだけどとにかく始終重苦しくて、それこそピアノの音色が節々で流れてなければ観てるこっちが狂っちまうんでねえか? てゆう惨劇映像の連続、そして死体の山。エイドリアンのハの字眉毛がぴったりマッチした映像の数々。こないだの『キングコングができるまで』で彼は顔に似合わず車の運転が得意っつぅかむしろ飛ばし屋さんなのが判明したので、じゃあピアノまで弾けるってこたあねえだろう。と踏んだ次第です(どんな理屈だ)が、実際にピアノを弾いてるひととの切り替えはキレイでしたね(技術的なことは何一つ分かりません)。それよりもポーランドって何語を話す国なのか知らないわけですが、少なくとも英語ではないと思うんだな。なんで生粋のアメリカ人を使おうと思ったのかチト不明。コピーは「心揺さぶる」とか「感動のなんたら」とか煽るだけ煽ってさあ泣けそれ泣けと言わんばかりであったからして、こちとら箱ティッシュ2つも準備して観始めたってのに、いっこも泣けませんですたどーゆーことでしょう。約束が違います。不完全燃焼。歴史に疎いだけですね。ごめんなさい。
  • 2002年フランス/ドイツ/ポーランド/イギリス
  • 原題The Pianist
  • 監督ロマン・ポランスキー
  • 脚本ロナルド・ハーウッド、ロマン・ポランスキー
  • 原作ウワディスワフ・シュピルマン
  • 出演エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー、エド・ストッパード、モーリン・リップマン、フランク・フィンレイ、ジェシカ・ケイト・マイヤー、ジュリア・レイナー、ワーニャ・ミュエス、トーマス・ラヴィンスキー、ヨアヒム・パウル・アスベック、ポペック、ルース・プラット、ロナン・ヴィバート、ヴァレンタイン・ペルカ
  • 声の出演
  • 制限G

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