劇場『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

膨らみすぎた期待でダニエルさんが爆発するんじゃないかといった勢いで、ようやく辿り着いた今作。公開できて良かった、そしてダニエルボンド完結おめでとうございます。長かった・・(164分) みんなオツカレ!!












☆★☆★☆★☆ !!!以下ネタバレ注意!!! ★☆★☆★☆★













既にあちこちで言い尽くされている通りなんですが、アナ・デ・アルマスさんのパロマがキュートでお茶目でセクシーでめっちゃっょぃ。短い出番ですがしっかりインパクトを残してくれてます。見てて気持ち良かったですよね。昔のボンドみたいにダメージを蓄積しないスマートな戦い方、的な。次のボンドは彼女でよくね?などというツイートさえ見ました(笑) ラシャーナリンチさんとバッチバチにやりあうやつな。バディものでもいいなぁ。そうなるともはや「ボンド」を名乗る必要ない気がするけど。

あんだけベタベタイチャイチャしまくってたレアセドゥさんと衝撃の別れまでのシークエンスもすごかったですが、再会したときのマドレーヌの雰囲気がちょっと違ってるの良かったね。子育てするとやっぱ変わるよね。マチルダちゃんも超かわいいし。なんだかんだ女性の存在感が大きいですよね、昔のボンド作品と違って。

生かしておいたブロフェルドが予想通り仕掛けの糸を引いていたり相変わらず気持ち悪い絡み方をしたりで本当にクリストフヴァルツさんでした。ありがとうございました。どうやって「目」に繋いでたのかは分からんけど。あの噴霧の仕掛けを更に利用するヒゲ(名前忘れた)の手口もだいぶスレスレでしたけどね(笑) DNA情報?のUSBみたいなやつ?を入れ替えるのも、反対側にもうひとり見張りが居たらダメだったワケじゃん?まぁスパイものなんてそっちもこっちも隙があってナンボだけど。

Qの大活躍は嬉しいですね。にゃんこも大活躍でした!にゃんこ良い子!にゃんこえらい!にゃんこ素敵!ベンウィショーさんのイギリス英語はなんか好き。

兵器のすさまじさは分かるような分からんような感じでした。大元はMが「良いことのために」企画していたモノでしたが、真面目に考えれば兵器に転用がきいちゃうくらいのことを考えつかなかったなんて信じられないんですけど(笑) 問題はサフィンの存在感も分かるような分からんような感じだったことです。これも言い尽くされておりますが。和の雰囲気が好きなのはまぁ良いとして、それを「異様さ」の表現に利用されるのは、日本人としては不本意な気がしないでもない。そういうつもりじゃなかったにしてもね。能面そのものは異様で良いけど。そしてボンドがいきなり土下座るのも「???」だったし。「あーコッソリなんかしようとしてる」のはすぐに分かったけど、やったところで特に事態は好転しないという。なにしろダニエルボンドがスマートじゃないのは仕方ないとは言え、あのシークエンスは微妙だったと思ふ。

最新鋭ミサイルを跳ね返すほどの防壁が50年代のシステムで動いてるというのが謎っちゃ謎。逆か?大昔に作られた防壁を最新鋭ミサイルでぶち破れないって話ですか?え?まじですか?

そして有終の美であります。本当の意味で追い詰められてしまったのね。でも、よかった。やりきった。

なのに「James Bond Will Return」...え、正気???
  • 2021年イギリス/アメリカ
  • 原題No Time To Die
  • 監督キャリー・ジョージ・フクナガ
  • 脚本ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
  • 原作(原案)ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ
  • 出演ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズ、ロリー・キニア、アナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、ダーヴィッド・デンシック、ビリー・マグヌッセン
  • 声の出演
  • 制限G

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