劇場『ソー:ラブ&サンダー』
いや〜〜、ジェーンがアレじゃないですか、マイティ・ソーになっちゃってるじゃないですか、アタシてっきりマルチバースだから何でもありだから、なのかな〜って思ってたら正史でソレなのね(笑) 原作にもその設定あったらしいぢゃないですか。なんだよもう。いや〜〜〜、びっくりした。なにあの腕。ずっる!それにつけてもクリスチャンベイルのクオリティの高さよ。安心安定のクリスチャンベイルですよ。ツカミでがっつり怖がらせておいてからのガーディアンズ登場の軽さまでのギャップが戦いの壮絶さを予感させるような気がしてたけど、結果的にはそんなでもなかった気がしないでもない。まぁ相変わらず楽しかったですよ。タイカ節も全開でね。ムジョムジョとストームブレイカーの嫉妬合戦?は最高です。物言わぬ相棒たちのご機嫌とりに忙しい神様とかウケる〜。
つーかストームブレイカーはいつからそんなにすごい奴になったんだ。雷を呼ぶだけじゃないんだ??? 船も飛ばすわ、なんかすごいやつの扉も開けちゃうわ、おまえすごいな。あとヤギs。とんでもねえヤギsだ。叫び声がヤバい。ドン引きするほどうるさい(笑)
ムジョルニア分身の術?もスゴかった!!息子15歳も大興奮でした。「便利になってる!」とか言って(笑) しかしジェーンがガンを患い、ムジョルニアの力で元気になって戦うという設定は原作どおりってことだけど、ガチでしんじゃうのも原作どおりなんだろうか。いや、ソーが可哀想すぎる。どこまで失わせたら気が済むんだ。・゜・(ノД`)・゜・。 誰かはやくロキ(大勢)が別のバースで元気にしてるって教えてあげてー。
ゴアって確かにヤバいけど、子どもには優しかったのよね。なんだかんだ言ってめちゃくちゃ怖がらせてただけで誰も怪我させてないし。最後に子どもたちみんなで戦っちゃう展開もアガりましたね〜、ソーったら力を分け与えるとかそんなん出来たんだ?なんで今までやらんかったの?ねえなんで?
最後の最後にソーがゴアに「負けた、と言う」展開。よかった・・・ゴアの本当の願いは、神を滅ぼすことではなく娘に生きていて欲しいということだから。娘じゃなくてジェーンを助けてたらどうなってたかな〜とか思っちゃったりしなくもないけど、でも「ラブ&サンダー」はココへつながってくるんだなということですハイ。ラヴはラヴでもジェーンとの対等なソレではなく次世代に受け継ぐ愛。ソーは神様だから何千年でも生きるんだろうけど、クリスヘムズワースはそうじゃないからねぇ(笑) いつか世代交代は描かないといけないやつですからね。もう既に10年以上続いてることを思えばクリスはやっぱ偉いし、だからこそ立派な引き際を描いていただけるのだろうと期待したいです。頼むよタイカ。まぁタイカじゃなくてもいいけど。
ところでタイカ(=コーグおよびナレーション)の吹き替えのイメージはぜんぜん違いました、ワタシ的に。コーグの性格的には合ってた感じだけど、タイカの声じゃあなかったと思う。声色を見た目に寄せなかったのなんでだろう。物理的にあの見た目でその声はナイんじゃない?だって声は物理的に出てくるもんだからさぁ。。声優さんたちはそんなこと分かってても仕事はやるんでしょうけど(^^;
いずれにしても、シリーズで今までになかった終わり方なので、続編はマジで楽しみです。今作で編集カットされたらしいエイトリやグランドマスターのくだりとかジェーンの変身シーンなんかは、Disney+で裏話的にアレしてくれるやつでも良いと思うので是非観たいです、てか絶対観たいだろこのやろー!って言われるの分かっててわざわざ「削ったんだよ」っつって出し惜しみしてるはずなのでそのうち観られるよねうふうふ。
- 2022年アメリカ
- 原題Thor: Love And Thunder
- 監督タイカ・ワイティティ
- 脚本タイカ・ワイティティ
- 原作(原案)タイカ・ワイティティ、ジェニファー・ケイティン・ロビンソン
- 出演クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベイル、テッサ・トンプソン、ジェイミー・アレクサンダー、ラッセル・クロウ、ナタリー・ポートマン、クリス・プラット、ポム・クレメンティエフ、カレン・ギラン、デイヴ・バウティスタ
- 声の出演タイカ・ワイティティ、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル
- 制限