劇場『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

息子14歳と手を繋いで吹替版を鑑賞してまいりました。スパイダーマンなのでイオンのアップグレードシートを初めて体験してみましたよ!広くて荷物も置けて足もゆったりできてマジで良かった。ここぞという時に最適です。ただ混みすぎてドリンク引換券の引き換えが間に合わなくなるかと売店に並びながら時計とにらめっこしながらヒヤヒヤしてました。マジでスレスレでした(汗

前作『ファーフロムホーム』からの続きになるお話なのですが、MCU観てると麻痺するんですがスパイダーマンだけは正体をバラさないように活動してたのよね。未成年だからってのもあったけど、そういう信条っていうのでも良いと思う。ともかくそれがバラされて、しかもミステリオを殺した犯人にでっち上げられてメディアから攻撃されてしまうという。まぁメディアのやることだからそんなもんか〜とか思ってたけど、劇中でメイおばさん(≒大人)が「未成年者を危険に晒し、あまつさえ応援するとは」と非難されている反面、よってたかってピーターを攻撃するメディアとその言い分を信じちゃう人たち(≒大人)が容認されているところは矛盾してねえか?と気づいたり。未成年者は守るべきものなのであれば、彼が間違いを犯したならすべきことは糾弾ではなく保護だし、責任をとるのはいつでも大人でなければならないだろうに。

ドクター・ストレンジは基本的に利己的な性格だからピーターのお願いもめっちゃ嫌そうだったけど、大人として叶えてあげよう・尻拭いの片棒を担いでやろうという気にもなったし、つまりピーターのことは大好きだったんだよ!ちくしょう!(泣

旧作のヴィラン大集結は滾りますね。みんなちゃんと老けて物分かりが良くなってて良いですね(笑) いちばん可愛いのはおそらく異論は無いであろうドック・オク。リザードの人とサンドマンの人はほとんど素面が出てこないので印象に残りにくいですが彼らもピーターたちは忘れないで対処してくれています。ほんとに優しい。ジェイミー=エレクトロ=フォックスがなぜダサメンからイケメンになってしまったのかは謎ですが。ウィレムデフォーが相変わらず最高かつ最強です。



















☆★☆★☆★☆ !!!以下ネタバレ注意!!! ★☆★☆★☆★
























そんなわけでネタバレ無しではほぼ語れないんですわ。ええ。とにかく泣いたわ。

『大いなる力には大いなる責任が伴う』をメイおばさんの口から聞くとは!・・そう言えばトムホピーターにはベンおじさんが居なかった。父親代わりと言えばトニースタークだった。彼は『大いなる力』の話はしていない。そうか、スパイダーマンはこの信念があって初めてスパイダーマンになるのか!!!とこの時気づきましたよ。この時まで、マジで、トムホピーターはスパイダーマンじゃなかったんだ。スパイダー“ボーイ”だったんだ。そうかぁ。。。なんてこった、なんちゅう3部作か!ちくしょう!!

アンドリューピーターが落下MJを救うシーンもね、ずっひゃゃゃぁぁぁ〜〜〜っと涙腺がもうね。彼自身のMJ(=グウェン)を救えなかった彼が、トムホピーターのMJを救うことで自分も救われた・・・!!良かった、、ヨカッタ;;;;

そうそう、アンドリューのインタビューだったか、「ノーウェイホームに出演するの?」って聞かれて「え?知らないよ?」とか答えてた動画をチラ見した記憶がありますが、結局揃い踏みでした。3人が並んでスパイディトークしてるだけで感動っつーかずっと観てられる(笑) トビーピーターの「手から直にウェブが出る」のって当時は設定として当然だったけど、その後はそうじゃないのよね、言われてみれば。そりゃ「どうなってるの?!」って聞きたくなるよねぇ(笑) 設定なんだよ察してくれよ、とは言えないよね(笑)

グリーンゴブリンをボコボコに殴って、トドメを刺しそうになったトムホピーターをトビーピーターが止めたのも良かった。トビーピーターの物語はまぁ忘れてるんだけど、責めるでもなく諌めるでもない、とても優しい目をしてトムホを見ていたのが本当に良かった。目だけの演技で、ちゃんとトムホを止められるだけの説得力があるのすごかった。いいか、私は思い出しながらコレを書きながら号泣しているのだよ。目は真っ赤だし、鼻もかみすぎてヒリヒリしてるし、鼻呼吸できなくて口がずっと半開きだ。おかげで喉が乾くため、チューハイをぐびぐび飲んでいる。やばい。鑑賞後3日経過でコレだ(※記事公開は鑑賞から5日後になってます)。

なんなら鑑賞したその日のうちは、胃がひっくり返りそうなくらいの感動と衝撃で、「あ、明日も観なきゃ・・どうやって時間を捻出しようか・・」と真剣に考えることしかできなかったですよ。実際2回目はまだ観てないんですけど。字幕版むちゃくちゃ観たいんですけど。


最後のシーン、MJに会いに行っても結局思い出さない、ネッドも思い出さない、その姿を目に焼き付けるように見つめるだけで、振り切るようにトムホピーターは去っていく。大人に・・・なったんだね・・・! でも仕方なく大人にならざるを得なかったとも言える。突き詰めると「大いなる力」を得たことが原因なのだけど、それも本人のせいなのだろうか。もうちょっと周りの大人ができることもあったんじゃないかと思えて仕方がない。天涯孤独はキツいよ、大人だってツラいのに、まだ未成年の身ではねぇ;;;;

精神的にもだけど、社会的にどうなるんじゃろ。戸籍とかがなくなったワケじゃないし高校にも籍は残ってるんだろうと思うけど・・知り合いに会わないように、と言うか改めて友達を作ってしまわないために高校へ行くのはやめたのかな、と思ったり。わかんないけど。とりあえず未成年で部屋を借りることができるのはちょっと謎、と思ったけど役所にかけあったのかな、経験を活かして。まぁ本来賢い子だからね、ちゃんと考えればちゃんと行動できるはずなのよ。

次もトムホ版で3部作が制作される?らしい??とのこと(※契約が済んでいるとかなんとか)ですが、どうなるんでしょね! アベンジャーズに絡むのか、それともスパイダーマン単体のストーリーになるのか、新人(黒人)スパイダーマン登場に絡むのか? またしても期待でドキがムネムネです!! あとやっぱりヴェノム観ます、がんばって観ます(大汗
  • 2021年アメリカ
  • 原題Spider-Man: No Way Home
  • 監督ジョン・ワッツ
  • 脚本クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
  • 原作スタン・リー、スティーヴ・ディッコ
  • 出演トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ、アルフレッド・モリナ、ジェイミー・フォックス、ウィレム・デフォー、ベネディクト・ウォン、トニー・レボロリ、J・K・シモンズ、アンガーリー・ライス、ポーラ・ニューサム、ハンニバル・バレス、マーティン・スター、J・B・スムーブ
  • 声の出演
  • 制限G

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