劇場『シン・ウルトラマン』

息子15歳がですね、斎藤工サンはウルトラマンには似合わなすぎるので絶対観ない!と言い切ってしまってわたくしとても残念に思っております。どういう先入観なんだろう、息子が斎藤工の何を知っているというのだろう(汗) 結論から言うと「ヒトでない佇まい」がとても良かったし、同様にヒトでない山本耕史サンと並んでいる絵面はとても興味深かったので、独りでしたが観て良かったと思います。息子の視野が狭い件については何しろ思春期ですし、大人が口を出したところで頑なになるだけなので放っておきます。ええ。

以下、たぶんネタバレに相当する言及あります。ご注意くだちい。













☆★☆★☆★☆ !!!以下ネタバレ注意!!! ★☆★☆★☆★















ウルトラマンに特別な思い入れもなく、最近のTVシリーズもいっこも見ておらず、長い歴史の中のストーリーもほぼ知らない私ですが、観てそれなりに楽しかったので大成功だと思いますよ。そりゃまぁ古参への目配せがハンパねえなーって思うところは多々ありましたけど。シワの少ないする〜んとしたフォルムで、且つ「デュワッッッ」て言わないウルトラマンが、手のひらサイズのフィギュアみたいにぐるぐる回ってたシーンなんかは、だいぶ脳みそ混乱してましたけど。音も薄かったり厚かったりまちまちだったり、画質も統一感がなかったり。現代の設定のはずだけど、ところどころ昭和の空気を感じたり。ウルトラマンに遭遇してからのまさみの発想が何とも理解し難い。そんな都合の良いこと言う?文脈ってもんは存在しないの?っていう発言が気になったり。うん、つっこみどころいっぱいあるけど(笑)

まさみ巨大化も物議を醸していますね。絵面は純粋に面白いですよ、確かに「うっひょおおおおマシュマロマン!」てなったもん(*)。だけどスカートの下から見上げるアングルは必要なかったよね・・・においの件といい、自分以外の人の尻を叩く件といい、日本の映画業界はわかってないオッサンしかいないのかね。残念。

あー「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」ていうセリフは聞いたことあったわ。ゾーフィがそこらへんを汲んでくれるあたりも良かったねぇ、ていうか地球丸ごとの生命と同族の個体1人の意志が天秤にかけられるの、なんかすごい。光の国すごい。

ついったらんどを眺めているとメフィラスの人が大人気wwwww(わたしのTLだけかもしれないけど) ぶっちゃけウルトラマンがどうでもメフィラス構文だけ覚えて帰るためだけに観るのもいいかもしれない。百聞は一見に如かず、私の好きな言葉です。


(*)オリジナルのドラマで、巨大化した隊員さんがビルの合間を練り歩くというシーンが実際にあったとのこと。もちろん知らなかったのでマシュマロマンの方を連想した次第です^^;
  • 2022年日本
  • 原題
  • 監督樋口真嗣
  • 脚本庵野秀明
  • 原作
  • 出演斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、田中哲司、西島秀俊、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏
  • 声の出演高橋一生、山寺宏一、津田健次郎
  • 制限G

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