劇場『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』

最 & 高!!

あちこちのレビューで書かれているとおりです。他に何も言うことがない。ていうか言えない。「開始3秒で笑える」からしてもネタバレしたくないので、言えることはけっこう少ないです(笑)

吹き替えで観ました。選択肢がなかったからですが、おそらく、先に吹き替えで観てからの方が良いんじゃないかなーと感じています。アレですよね、フランス語版は「リョウ」と「香」じゃなくて、「ニッキー」と「ローラ」ですので、字幕がどうなってるか分かりませんが音声として「リョウ」「香」って言ってないんでしょうから。声優さん皆さん良かったですよ!やっぱプロですもん、期待に応えてくれてます。香の第一声が香そのものだった、とは私も思いました!ただひとつだけ、、リョウが「でゅふふふ」て言うときの顔がアニメならそのものの声だけどイケメンフランス人だとこうも合わないのか、という事実に気づかされてしまったことだけが心苦しいです(笑)

“あのカラス”が随所に散りばめられているの、地味に嬉しい。しまいにゃモノホンが飛んでくレベルのこだわりようです。フィリップラショーは良い具合に気が狂っているのでしょうね(褒めてますよ)。つい続編を望んでしまいそうですが、『エンジェルハート』もちょっとだけ追いかけてたこともある身なので、北条サンは実のところ複雑なんじゃないのかなぁ、と思えなくもなく。どうなんでしょうそこんとこ。

見た目にもこだわってたはずの登場人物の中で、冴子さんだけは期待外れでしたねぇ。見た目を寄せないなら寄せないでも、せめて“デキル女感”は欲しかったですね。

いろいろ言っちゃいましたが、今作とにかく「愛」にあふれています。ファン目線のそれが一番だけれども。原作の根底にあるリョウと香の愛が、しっかりと間接的にそして確実に描かれているのが本当にクル。そこでキテからの引きながらの『Get Wild』。完璧です。
  • 2018年フランス
  • 原題NICKY LARSON ET LE PARFUM DE CUPIDON
  • 監督フィリップ・ラショー
  • 脚本フィリップ・ラショー、ピエール・ラショー、ジュリアン・アルッティ、ピエール・デュダン
  • 原作北条司
  • 出演フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタン、タレク・ブダリ、ジュリアン・アルッティ、ディディエ・ブルドン、カメル・ゲンフー、パメラ・アンダーソン、ジェラール・ジュニョ、オドレイ・ラミー、シャンタル・ラデスー、ジャリ、リーム・ケリシ、ラファエル・ペルソナ、メディ・サドゥン、ドロテ、アルバン・バイラクタライ、ジェロム・レ・バンナ、ソフィー・ムーゼル
  • 声の出演山寺宏一、沢城みゆき、玄田哲章、田中秀幸、一龍斎春水、浪川大輔、多田野曜平、土師孝也、ちふゆ
  • 制限G

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