劇場『グリーンブック』

傷はそう簡単に癒えるモノではない。

お互い全くキャラの違う人だし、そもそもの住む世界が違う人だったけど、状況もアレコレありつつ、やっぱりお互いに"異質なヤツだけど受け入れてみよう"という境地になってみた結果、友人にまで進展できたのだろうなぁ・・・と言うか、そうしなければ乗り切れなかった部分もある気がする。

そもそもシャーリーは知らなかったことを知るために旅に出たのだし、トニーという人となりにしても、手づかみでフライドチキンを食べることにしても、人生を変えるほどの出来事だらけだったに違いない。

トニーの方はマイペースっぽかったけど、そもそも黒人に対する偏見はあったわけで。当初仕事だからと割り切っていたけど、空気を読む力とともに人を見る目もあったのでしょう、シャーリーの偉大さも理解できたし、手紙の書き方もすんなり受け入れられた。

ヴィゴの体型があらわになった瞬間はさすがにゾッとしたっつーかギョッとしましたよ、ええ。まぁアレです、ヒーローとかの方が彼にとっては異質で、生来(?)異端児(?)なのだから(?)コッチが正解(?)なんですよね(?)。ぜんぜんイタリア系には見えないのに、ちゃんとなりきってる。すごいなぁ。

マハーシャラアリの設定というか自宅がブッ飛んでてスゲーと思ったけど実在の人物を演じてるんだから実際にそうだったんだよな、そうか。と気づいて二度びっくり、的な(笑) そんなこんなの目に見える出来事がいちいちスゴいので忘れてたけど、1960年代の話ですからね。社会的な問題だけでも深い話ですよね。・・・実感が無いのは許してください。

心温まるストーリーそしてエンディング。みんな違って、みんないい。
  • 2019年アメリカ
  • 原題Green Book
  • 監督ピーター・ファレリー
  • 脚本ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー
  • 原作
  • 出演ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ、ディミテル・D・マリノフ、マイク・ハットン、イクバル・テバ、セバスティアン・マニスカルコ、P・J・バーン、トム・ヴァーチュー、ドン・スターク、ランダル・ゴンザレス、ヴォン・ルイス、ブライアン・ステパニック
  • 声の出演
  • 制限

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