劇場『アド・アストラ』

だーーいーーぶーー地味です。地味ですけど、演技は良いと思いますよ、あんま分かんないけど。演技わかんないけどモノローグでいろいろおしえてもらえるからだいじょぶです(?)

言葉に表さない・ありがちで分かりやすいジェスチャーを目指さない・ひたすら内面を表現しようとする、っていう命題を決めちゃうと、共通語になりうるのはやっぱり育った環境で通じる言語なんですよ。つまり今回の件では、ブラピが知ってて表現できる範囲でしか理解し得ない。ブラピだから、それなりに広く理解し得る表現であったのだろうけど、結局地味じゃん? プロモーションがうまいから上映館数も多くCMもばんばん出て周知されやすい状況を作ることができているから母数を確保できているだけです。まぁ地味。

地味は地味でももちろん、アタクシのツボたる『父と息子の確執またはすれ違い、からの相互理解あ〜んど涙腺崩壊』パターンが踏襲されておりますので、それ以外のgdgdは華麗にスルーされてもいいのではないかと思います。見どころと言えば生まれながらの半分宇宙人たるトミーリージョーンズを見てるだけで幸せ的なアレもあったりするのですけど(「シャ・・シャベッターーーー!!!」って実際思った)、宇宙船や宇宙空間でのリアルな描写に見慣れてきたのかなぁ、と思うことしきり。

専門家にがっつり監修されており宇宙空間にしても月面にしてもリアリティを追求されてますよねぇ。ええーこれもしかして言われなきゃ信じちゃうよね??的な(笑) 火星の施設もすごくすごいし、木星や冥王星に近づいたときの描写、宇宙空間でのいろいろな挙動についても、もちろんご都合主義的な部分も無きにしも非ずだけど、リアリティはちゃんとありますよね。違和感ないからスルーしちゃってウッカリ印象に残らない的な。


まだまだ地球サンにはがんばっていただかないとですね。だいじにしないと。
  • 2019年アメリカ
  • 原題Ad Astra
  • 監督ジェームズ・グレイ
  • 脚本ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス
  • 原作
  • 出演ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランド
  • 声の出演
  • 制限

コメントは受け付けていません。