VOD『ジャッキー・コーガン』
レイリオッタ氏はたいてい損な役回りが多い、という印象を勝手に持っているのですが、今回もかわいそうでした。ボッコボコにされるくらいは仕方ないなぁ〜って思える程度の悪事を働いていたことは確かでしたから、そこまでは納得してました。が、ブラピによって直々に、かつスローモーションまで使って派手に演出されてしまう結末は、むしろおいしかったのではないかとさえ思う(笑)冒頭からボンクラ同士のボケボケな会話と展開がグダグダ続いたり、わざわざ遠くから呼び寄せた殺し屋が酒ばっか呑んでクダまいてんのをブラピが眉毛をハの字にして相手してたり、なんでアタシこんなん見てるんだっけ・・と我に帰っちゃう感じは確かにありましたが。つまりはアメリカでオバマさんが大統領になる頃の社会を皮肉ってる的なアレがあるんですね。よくわかんないけど。今にして思うとオバマさんはだいぶ綺麗事を言ってた。「そんなわけねえよ!」をまざまざと見せつけてくれたブラピはやっぱりかっこいい(笑) もちろんトランプのあけすけっぷりが良いとも思わないし、案の定「そんなわけあるか!」ってなったワケですけどねぇ。
あとはあれですか、やっぱり殺し屋とかヤクザとかはみんな怖い人なので関わり合いにならない方がイイネ!ってことですねハイ。
- 2012年アメリカ
- 原題Killing Them Softly
- 監督アンドリュー・ドミニク
- 脚本アンドリュー・ドミニク
- 原作ジョージ・V・ヒギンズ
- 出演ブラッド・ピット、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルソーン、サム・シェパード、ヴィンセント・カラトーラ、トレヴァー・ロング、マックス・カセラ、スレイン、リナラ・ワシントン
- 声の出演
- 制限