Netflix『正体』

なんか最後の最後で泣かされましたよね〜〜〜。よかったわ〜〜〜。んでもねぇわたくし、横浜流星ってぜんぜんタイプじゃないんですよ。最初の予告って顔が見えない演出だったから俄然興味津々でしたけど、演者が判明したとき「ええええ...」ってなったからね(笑)

ってくらいなので彼が出てる作品はほぼ観てないのでアレでしたけど、実際のところ演技は非常によかったですよね。ハイ。良かったんですけど、観終わって、後味も悪くないんだけど、なんだかなぁ...って思いながらYouTubeでレビュー動画を探してたら、サムネに『※ただしイケメンに限る』って書いてるやつ見つけたので安心して眠りにつくことができました。ありがとうございました。その動画は寝て起きて仕事行って帰ってから観ました✌️

山田孝之の板挟み苦悩っぷりも本当に良かった。ちょっと顔の横幅が広すぎるのが、もうだいぶ前からですが、個人的に気になってる点ではあるのですが作品には関係なくてすみません。胃に穴が開くくらいじゃ済まされないプレッシャーなんじゃないかと思う割に...という肌ツヤといいますか恰幅といいますか。松重サンの鬼畜度に至ってはドン引きしすぎて『孤独のグルメ』を観たい気持ちにどうしてもなれないレベル(言いがかり)。

展開は早かったですね。大胆に端折ってる、のかなぁ、という感じは確かに否めません。なお原作未読かつドラマ版もみてないです。さすがに最後のあの介護施設?で働いてる件は「いったいぜんたい何をどうやって?」と思わざるを得ない。身分証明無い人って雇わないじゃないですか普通。人手不足はともかく、いくらブラック経営でも...うーん。どうなんだろ。

とにかくです、横浜流星の顔面に惹かれてしまう女子ーズに納得いかない(笑)顔じゃない何かがなければ成立しない関係性が、観ている方に伝わってこない。それ以外は、だいぶ良いと思いまふ。展開も飽きないし、演技は抜群だし、ハラハラ度も程よいし。ただ、真犯人がああやって出てこなかったらたぶんきっと救われなかったワケで、鏑木くんがんばってたけどそれ(やたら好かれる)だけではダメだったってことだし、作品の言いたいこともおおよそ分かるんだけど、結論に至る根拠がイマイチ薄いっつーか理解が追いつかないっつーか・・・っていうのは脚本のせいなのか?原作ってどうなってんだべな?

まぁサラっと観る分にはぜんぜん大丈夫なんだけど、テーマは重いじゃないですか。そこんとこもうちょっと深掘りしてくれた方が問題提起的な意味では良かったんじゃないかなぁと。『それでもボクはやってない』に近いアレもあったりしましたが、そっちは解決してないし。一見の価値はあるけど、一歩物足りない感じ。惜しい。
  • 2024年日本
  • 原題
  • 監督藤井道人
  • 脚本小寺和久、藤井道人
  • 原作染井為人『正体』(光文社文庫)
  • 出演横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、前田公輝、田島亮、遠藤雄弥、宮崎優、森田甘路、西田尚美、山中崇、宇野祥平、駿河太郎、木野花、田中哲司、原日出子、松重豊、山田孝之
  • 声の出演
  • 制限PG12

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