Netflix『忍びの家 House of Ninjas』
思った以上に硬派でした。ここたぶんクスッとするところだよな。って思うシーンもあるにはあるんだけど、私は笑えなかったです。ハイ。まぁまぁショッキングなシーンもありますので、後味は良くないです。けど見応えはガッツリだし、アクションもちゃんとしてるし、音楽が絶妙に良いですね。明らかに日本人の、もしくは日本の民法局のやるセンスじゃあない選曲がとても心地よいです。賀来賢人のあの頼りない感じが私の好みでないだけで。
つまり服部は血筋と結束を重んじ、風魔は主体性と思想を重んじているのかな。風魔の方は、要は誰がトップになっても良いし、トップのやり方次第でなんでもできちゃうという自由がある。服部は国に守られている代わりに自由が無い。そこで育つ人の正義は、当然相容れないものになるでしょうよ。
あの山田孝之の、忍びのはずなのに逞しすぎる風体がまったく好きになれないんですが、声はすごく良かったですね。命乞いの声、女性か?と思うほどか弱い雰囲気なのに。なのに!偉そうな態度で偉そうなことを言ってるときの声が本当に偉そうでやばい。たぶん表情はどちらも同じ顔してたんだろうなぁと思えるような、狂気がそこに見える。ヤバい役やるとホントにヤバいな、この人。あと最後の決戦?で卑怯な手しか使ってないのホント卑怯(語彙力)と思ったけど忍びってそういうので良いんだよな別に。賢人もなんかそれっぽい術とか使えばいんじゃね?って思ったのはここだけの話。気合いでなんとかなるんならそんな手負いになる前になんとかしてよ。。。
Netflixの「次のエピソード」に行くタイミングが早すぎるせいもありますが、展開の良さもありますし、続きが気になりすぎていけません。一気見しちゃいましたね。ハッキリ言って体によくない。シーズン2もありそうですし、心身ともに健康でないと配信サービスの享受もままならないということです。世知辛い。
高良健吾もなかなかヤバかった。「冷たい目」の攻撃力がパねぇ。まぁ演出も含めてあからさまというかやり過ぎかな〜ってトコもあった気がするし、あっこれは復活する展開だね!というのは最初から分かったし、やっぱり帰ってきたときの証言とか言動は疑いの余地しかなかったし、何よりカツラが浮いてた。けど、親の気持ちになっちゃうと、ちょっと・・どうしようもないです(泣)
地味に一番立ち回りが大変なのはお母さんだったかも?と思いますが、ちゃんとサマになってました。えらい。末っ子の装束デビューはちょっと楽しみですよ。ええ。
- 2024日本
- 原題House of Ninjas
- 監督デイヴ・ボイル
- 脚本デイヴ・ボイル、山浦雅大、大浦光太、木村緩菜
- 原作(原案)賀来賢人、村尾嘉昭、今井隆文
- 出演賀来賢人、江口洋介、木村多江、高良健吾、蒔田彩珠、宮本信子、田口トモロヲ、吉岡里帆、柄本時生、嶋田久作、ピエール瀧、筒井真理子、番家天嵩、山田孝之
- 声の出演
- 制限