劇場『LOGAN/ローガン』
なるほど、X-24と2役だから、やはりムッキムキのバッキバキに鍛えなきゃいけなかったワケね。R-15なのは、いろいろな生々しさ(例:首ちょんぱ)を描くのに必要だったということです。エロではなく。アダマンチウムの毒に侵され、とは言えなんだかんだ150年だか180年だか生きてたし、仲間たちは平和な世界線だったとしても老衰で亡くなっていくのだから、生きていても寂しいだけだし「死に場所が欲しかった」的なアレはわかる気がする。
そう考えるとローラの方が圧倒的に寿命が短いはずですね。結果的にプロフェッサーの遺志はローガンによって未来へ託されたけど、あんまり楽観もできない。ハッピーエンドとは言い切れない。
それにつけてもプロフェッサーの致命傷は残酷でした。世界最強の脳も生きていてこそ。あれだけ苦労してきたのに、なかなか辛い別れです。マグニートーは先に逝ったのでしょうか。
ほとんど獣だった男が、父のように慕った彼の世話をして、看取り、埋葬し、涙を流す。ついには親の愛を知り、静かに散ってゆく・・・。これほどまでに「ローガン」な物語はあるまい。
X-MENシリーズは確か「アポカリプス」だけ観てないんですが、そのうち気が向いたら観たいとは思ってますが、実にウルヴァリン=ローガン=ヒューとともに歩んできた感あふれてる。今だけかもしんないけど。ともかく今ここにローガンが完結して、なんつーか幸せです。ヒュー・ジャックマンますます好き。
山の上で子供たちに髭をちょきちょきされてたシーン、起き上がった後の顔がもじゃもじゃ状態から幾分素顔に近づいたことで、ローガンの隙間からヒューがほんの少し見えた気がしたんだけど気のせいかな?(笑)
ローラの人は身体能力が素でスゴイらしい。演技はわからん(笑) けど今後も観る機会はあるでしょう。ヒュー・ジャックマンの今後の出演作品も楽しみです。ハイ。とりあえず老眼鏡のCMに一刻も早く日本の企業が引っ張ってきてください。
- 2017年アメリカ
- 原題LOGAN
- 監督ジェームズ・マンゴールド
- 脚本
- 原作
- 出演ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、リチャード・E・グラント、ボイド・ホルブルック、スティーヴン・マーチャント、ダフネ・キーン、エリザベス・ロドリゲス、エリック・ラ・サール、エリゼ・ニール、クインシー・ファウス、デイヴ・デイヴィス、レニー・ロフティン、ジェームズ・ハンディ、レイ・ガジェゴス
- 声の出演
- 制限