DVD『LIFE!/ライフ』
主人公はひたすら地味で、空想癖のある、モテない系男子でしたが、のっぴきならない事情により大冒険の旅に出ることで大変身してしまうお話。意中の彼女へ声をかけるのさえいっぱいいっぱいだったのに、最終的には手を繋いでいるというミラクル(人によってその差が些細なものだったりすることはさておき)。嫌な上司?にからかわれたり、圧をかけられたり、せっつかれたり、いろいろ差し迫ったりしてハラハラするのと、妄想爆発シーンがジェイソンステイサムかな?トムクルーズかな?って勢いでビビるのと、旅の途中ですんごい景色を眺めてウットリしたり、酔っぱヘリとか極寒の海とかサメとか噴火とかでまぁまぁ命の危険が迫ったり、とにかく飽きるヒマなく楽しめます。
つーかウォルター君はもともとアグレッシブ父さんに育てられていて、その父さんが亡くなったことがきっかけで地味キャラになってしまっただけで、素質としては何でもやれちゃう系だったのだろうと思ふ。なので「大変身してしまった」よりは「本来の自分を取り戻した」が正解かも。
ともあれ映画のピークは、“その写真”を見た瞬間です。その一瞬です。ぶっわぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜キタ。あああああんな感情やこおおおおおんな感情が、ぶっわぁぁぁぁぁぁああああああ!ってクル。ストーリーの盛り上げ方っつーかフッと油断させといてズドンとくるっつーか、すごく巧いんだろうなぁって気がするけど涙と鼻水でよくわかんないぉ。
これは言葉で表現するのが難しいんですよね。。。ショーンが選んだ写真であって、彼の生き様とか感情とかウォルター君に対する感謝の気持ちとかこもってるわけだけど、そうか写真家だから、言葉じゃないのか。なるほど・・・あ、いや、既にというか最初から言葉にはなってるのか。社是?のそれがそのまんま。そうか、こっちも一周回ってるのか〜〜〜。
こういうモノを作れるのって、すごいな。ベンスティラーすごいな。
ところで「意中の彼女」は『ワンダーウーマン1984』でヴィランやってた人ですね。普通にいい人で逆にドキドキしたのはここだけの話w
- 2013年アメリカ
- 原題The Secret Life Of Walter Mitty
- 監督ベン・スティラー
- 脚本スティーヴ・コンラッド
- 原作ジェームズ・サーバー
- 出演ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、アダム・スコット、キャスリン・ハーン、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン、パットン・オズワルト、アドリアン・マルティネス、ポール・フィッツジェラルド、グレイス・レックス、ジョーイ・スロトニック、ゲイリー・ウィルメス、エイミー・スティラー、マッカ・クレイスト、オラフル・ダッリ・オラフソン、マーカス・アントゥーリ、ジョナサン・C・デイリー、テレンス・バーニー・ハインズ、カイ・レノックス、コナン・オブライエン、アンディ・リクター
- 声の出演
- 制限