劇場『gifted/ギフテッド』

キレッキレでないクリスエヴァンスとは・・・くらいな気分で観に行ったワケですが、そもそもイケメンすぎるのと肉体の素晴らしさで、演技は良いのにちっとも数学者らしく見えない(笑) あ、いや、数学者がイケメンであることは矛盾しないし大歓迎ですけども。

娘にとって母親というものは、ただただ邪魔であることが珍しくないのだなぁ、とつくづく思う。先に言っておくと私は毎日感じている。毎日、息子10歳を孫として面倒みてもらっておきながら、である。私自身は娘を産んでないので、少なくとも私と同じような思いをするかもしれない存在が居ないことは、この不満だらけの生活の中で不幸中の幸いなのではないかとすら思う。

そういう関係性は、才能の有無と関係ないですけども。だけど他の人に無いモノ(才能だったり財産だったり)があると心配事は余計に増えるのだろうなぁ。秀でた人は性格的に歪んだところがあるなんて良く聞く話だし、そういう意味であのおばあちゃんは偏ってるし、子育てもうまくできていたとは感じられないもんねぇ。

名誉さえあれば幸せかっつったらそうじゃないし、家族みんなが仲良しでさえいれば良いってもんでもない。お金イコール平穏でもなければ、愛だけあっても食っていけない。

ともあれ、メアリーの子がなかなかに良い味出してます。笑わせてくれます。泣かせてくれます。とても、らしい。イヴリンの強さ・フランクの優しさ・ボニーのおっぱいと、登場人物の描き方が鮮やか。後味が良いとは言えない部分もあるけど、忘れたくない物語のひとつとなり得る作品と思います。
  • 2017年アメリカ
  • 原題Gifted
  • 監督マーク・ウェブ
  • 脚本
  • 原作
  • 出演クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、リンゼイ・ダンカン、ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー、グレン・プラマー、ジョン・フィン、エリザベス・マーヴェル、ジョナ・シャオ、ジュリー・アン・エメリー、キーア・オドネル、ジョン・M・ジャクソン
  • 声の出演
  • 制限

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