劇場『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』

あのね、鑑賞料金2000円の時代にね、「何も残らなかった」で済む映画は最早許されないと思うんだ。
















いちおうネタバレは控えてみますね。





















☆★☆★☆★☆ !!!以下ネタバレ注意!!! ★☆★☆★☆★




























最後の最後の藤原竜也氏の短いシーンだけで元を取るにはだいぶ厳しいし、唯一笑えたのが父上のシーンでマイクががっつり映ってたトコっていうの、ダメですよね。あとはひたすらシュールなだけ。太賀が気持ち悪くて目を背けそうになったし、お笑いバトルのチラシを持ってきたおじさんがヘロヘロだったのも脈絡なさすぎてただただ意味不明。助っ人戦隊?の人たちも全員面白くなかったし、ミカエルも賀来賢人もずっと頭おかしいだけだし。

イエスとブッダだけ力の抜けた自然な感じで、たぶんドラマ版はちゃんと原作漫画のテイスト準拠に仕上がってるんでしょうし(観てないからわからんけど)、その延長でこなれた感じになってるんだろうなぁと思いましたけどね。原作漫画はラウンドワンで数冊読んでますが(笑)あの雰囲気は嫌いじゃないですよ。そもそも爆笑するほどのアレでもないし、そもそも映画に向いてない気はするけど。映画化するにあたって無理矢理熱い展開になりそうな要素をブッこんだのかなぁ。もうちょっとなんつーか、無理矢理感なくまとめられなかったんですかねぇ。。。

マーラの人はすごく良かったと思います。ちゃんと悪魔っぽいことしてたし、ピンクの衣装もバッチリ着こなしてたし、娘たちとの絡みもほのぼのっつーかちゃんと楽しそうでしたし、バトルシーンはほぼ動きがなかったけど(笑)、良い仕事してたと思います。たぶん一番着替えが大変だったんじゃないすかね。

スタンドとかデスノートとか出てこれた理由もわかんないし、藤原竜也氏がソレでイイヨって言ったのも意味わかんない。スタンドはバトルシーンでの登場だからまだしも、デスノートは脈絡のカケラも無いじゃないですか。意味がなさすぎて笑いようがないんですよ。何のギャグにもなってない。『デスノート』関連(松ケンと藤原竜也)だからなのはもちろん分かるけど、それしか要素がないワケで、話に絡みようがないんだからさぁ。最後の最後の最後のトドメに「は???」っつってダメのダメ押し。福田監督の嫁は何も言わなかったのか?

ただでさえ神様いじりが外国で批判されそう?されてる?のに、お話自体が面白くないんじゃあ救いようがないでしょ。三国志も散々だったけど福田さんマジどうなの。だいじょうぶ?そういえば『ブラックナイトパレード』は観られなかったのよね・・ネトフリに持ってきてください。こんだけ役者を揃えて、っていう言い方なら『はたらく細胞』と同じくらい大変なことになってるのに雲泥の差よ。次の『アンダーニンジャ』も不安しかないんですけどだいじょうぶ?また山崎賢人かよ!って思ってるけどだいじょうぶ?つーか賀来賢人の『忍びの家』とカブりまくりですけどだいじょうぶ?
  • 2024年日本
  • 原題
  • 監督福田雄一
  • 脚本福田雄一
  • 原作中村光『聖おにいさん』(講談社『モーニング・ツー』連載)
  • 出演松山ケンイチ、染谷将太、賀来賢人、岩田剛典、勝地涼、仲野太賀、神木隆之介、白石麻衣、山本美月、桜井日奈子、川口春奈、中田青渚、吉柳咲良、田中美久、森日菜美、安斉星来、田口浩正、新山千春、間宮啓行、池田鉄洋、山田孝之、ムロツヨシ、佐藤二朗、窪田正孝、藤原竜也
  • 声の出演
  • 制限G

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