劇場『ハウス・オブ・グッチ』
出てくる役者がみんなすごいことになってる。衣装もすごい。わたくし、グッチのみならずブランドというブランドを何も知らないからそれらの違いはわからないけど、なんかすごいのはわかると言うかですね、レディガガもアダムドライバーもスタイル良すぎるので、とにかくカッコイイんだこれが。あとジェレミーアイアンズもカッコイイ。眼福とは正にこのこと。ストーリーはどこまで事実なのかわかりませんが、史実と違うって批判もあるらしいですが、まぁ小説でも書きたくなるくらいどうかしてますよね(笑) ホントすごい話をホントすごい役者が語るもんだから説得力がハンパない。ただ、全編英語なのが不思議なのよね〜。舞台は主にイタリアですよね、登場人物もイタリア人がメインでしょ? イタリアっぽい訛りの英語でしゃべってた感じ? そういうのちょっと気持ち悪くないですかね、特にイタリア人が観たら。訛ってないしゃべり方ならまだね、ああイタリア語を諦めただけかなって思うけど、ねぇ。『最後の決闘裁判』はフランスが舞台だったけど英語で、固有名詞とか人名とかは多少フランス訛りだったかなーと思うけど全編にわたってフランス訛りという感じはなかったんじゃないかしら。よくわかんなかっただけかもですけど。リドリースコットは倫理はともかく“フェアな人”ではないのかもしんないな。
長く感じたことは確かですけどね(159分)。レディーガガの服とかヘアスタイルとかを眺めてるだけでけっこう飽きないで見ていられるの、だいぶすごいと思います。あとアダムドライバーの口角にできるシワとかスーツの着こなしとかメガネフレームの変化のなさとかもわりと眺めてられます(笑) ジャレッドレトの変人っぷりもなかなかでした。出演作あんまり観てないけど私の中のイメージは変人を演じてナンボみたいなところがあるのでホントごめんなさい楽しかったです。
変な占い師にハマるまでは、まぁねぇそういうこともあるんだろうねぇで済むけど、実際にやっちまうのは完全にイってますよ。なんでそれを平気でやっちまえて、やっちまった後も平気なのかサッパリ分からないけど、実際パトリツィアは刑期を終えた後も悠々自適に暮らしているらしいので、まぁグッチブランドを牛耳ることはできなかったにしても、どっちかっつったら勝ち組でしょう。娘がどうだったかは語られていないので分からないけど、たぶん母よりはカワイソウな感じだったんじゃないかしら。救われていてほしいですね。
映画を見る限り、娘に対する事柄に関しては、私はパトリツィアを許せない。マウリツィオが離婚を切り出したとき、彼女は“娘のために”というようなことを言ってたけど、正直あれはただの口実だったようにしか見えない。大義名分というやつ。本心は「グッチ」から離れたくなかっただけ。最後の裁判のシーンでも「グッチ夫人と呼びなさい」と言ってたくらい、権力と名声に固執しているわけで。いや〜、パトリツィアもレディガガもなんだかいろいろすごいよね。
- 2021年アメリカ
- 原題House Of Gucci
- 監督リドリー・スコット
- 脚本ベッキー・ジョンストン、ロベルト・ベンティヴェーニャ
- 原作サラ・ゲイ・フォーデン、(原案)ベッキー・ジョンストン
- 出演レディー・ガガ、アダム・ドライヴァー、アル・パチーノ、ジャレッド・レトー、ジェレミー・アイアンズ、ジャック・ヒューストン、サルマ・ハエック、カミーユ・コッタン
- 声の出演
- 制限