劇場『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』

今までもメタメタしい演出は多々ありましたが(ウォズとか)、今回ほど堂々とメタ視点メタ展開メタ発言で進行していたのは初めてではないでしょうか。戦隊の方は本編をここ数年まったく見ていないので分かりませんけど。ネタ切れとかオワコンとか、登場人物が言ったらアカンですやろ・・・いかな悪役とは言え。あ、今回の親玉さん、すごく親玉っぽくて良かったですね。

もうホント、戦隊のガチャガチャいって騒ぐノリを受け付けないカラダになってしまって幾年月。倫太郎と同じ顔をしていた気がします。本郷猛が出てきたシーンだけは緊張感漲ってましたが、その他はだいぶゆるゆるのごちゃごちゃドタバタだし全員決め台詞言い過ぎ。疲れる。福くんは変身こそしないけど非常においしい役どころでしたねぇ。ストーリーのアイデア的には面白いと思うんだけど、相変わらずお子ちゃまは置いてけぼりな気しかしない。ジオウが「うん、なんか、そうみたい」って言うのはすごくそれっぽいけど、他のキャラはなかなか言えないと思った。まず大騒ぎして尺を3〜4分食う奴が多いはずだ(笑)

戦隊モノはアイコンキャラ(トリとか動物っぽいマシーン)が甲高い声でしゃべるパターンが多いので、巨大な乗り物が一斉に登場するシーンはプリキュアなみに耳が痛い。マジでつらい。ライダー系も最近はベルトやら得物やらバイクやらめちゃくちゃしゃべるので、ほんと騒々しくなってますよね。セイバーのベルトも本のあらすじを長々しゃべるので(それも良い声で)アフレコも聞こえないしうっせーよ!ってなるんですけど、これからもそういう感じなのかな〜、とリバイスを見てげんなり。

バイス、めちゃくちゃモモタロスキャラじゃん。主人公(名前忘れた)とぜんぜんまともに会話できてないの、聞いててホント疲れるし既視感がすごいんですけど。息子14歳としゃべっててもどんどん話が逸れていくっていうか別次元にホイホイ飛んでくの、アタシが悪いの?若者ってそうなの?みんなそうなの?それでいいの?個人的には「まぁまぁそうカタいこと言わずにさぁ」「そんなことよりこれ見てくれよ」的なセリフが好きじゃないんだ。

藤岡弘、サンがお元気でいる限り、5年ごとにこういう感じをやる可能性、ですよね。まぁ、映画はお祭りですからねぇ。。。
  • 2021年日本
  • 原題
  • 監督田崎竜太
  • 脚本毛利亘宏
  • 原作石ノ森章太郎、八手三郎
  • 出演内藤秀一郎、駒木根葵汰、山口貴也、川津明日香、青木瞭、生島勇輝、富樫慧士、岡宏明、市川知宏、アンジェラ芽衣、庄野崎謙、増子敦貴、横田真悠、知念里奈、榊原郁恵、鈴木福、谷田歩、奥野壮、高橋文哉、鈴木勝吾、水石亜飛夢、石丸謙二郎、宇梶剛士、藤岡弘、
  • 声の出演浅沼晋太郎、梶裕貴、宮本侑芽、佐藤拓也、福圓美里、関俊彦、遊佐浩二、てらそままさき、鈴村健一、小山力也、稲田徹、M・A・O、神谷浩史、ささきいさお、谷中敦、誠直也
  • 制限G

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