劇場『名も無き世界のエンドロール』
まぁまぁ重たそうな話っぽいよね〜となんとなく予想してましたが、思ってたより狂気じみてる。純粋と言えばそうなんだけど、まっけん君の顔の美しさに騙されすぎですね。ハイ。ずるいほど美しい。役柄的に何を考えてるか分からないにも程がある感じなんだけど、本人もわりとそういう人なのかなーって気がしなくもない。別に悪くないですけどね。原作は読んでないです。えらい政治家先生ってのはみんなそうなのかと思っちゃうほどに石丸サンが濃いし、その娘役もまったく引けを取らないヒトデナシ度合いがすごくてすごい。ノーモーションでぶん殴りたくなる。柄本サンはさすがの存在感ですけど、インタビューとかなんかすごく怖いっつーか大御所感丸出しなのでキダちゃんは大変だったろうなぁとか。ヨッチの人は「屍人荘の殺人」でも重要な役柄でしたね。一見地味だけど確かな実力。なんかいいですね。
終盤の展開は真面目にハラハラしてましたねぇ。「符号が合う」という表現がぴったり、と言うか。「よもやよもや」がいっぱいあった、と言うか。存在を忘れられてほしくない人のために、他の誰かの存在を奪ってしまうところとかね・・・あとから分かるとけっこうウヒョーなところが多いので2回目観るのもアリですね。ていうか“その後のお話”がdTVでドラマ化とかゆってるのずるいので早く円盤でください。
観た後、いっそう安全運転になれるという意味でもオススメ。どんな田舎道でもどうかご安全に!!!
- 2021年日本
- 原題
- 監督佐藤祐市
- 脚本西条みつとし
- 原作行成薫
- 出演岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、石丸謙二郎、大友康平、柄本明
- 声の出演
- 制限