劇場『TENET テネット』
やばいやばいやばい。観終わって席を立って階段を降りてる間、めっちゃ目が回ってた。なんだこれやばい。タイムマシンならまだ聴き慣れてるけど、逆行てどういうこと。エントロピーが減少?してる世界??で人がどうやって存在していられるの???ガソリン燃やして冷えちゃうなら、車はどうやって走るの????ツッコんだら負け?????でもアレね、最近ジョジョを読んでてね、今スティールボールランなんですけど、「そのスタンドを持つ者しか行き来できない」とか「スタンド能力のある者しか見ることができない」とかじゃないからまだ良かったね(??????)。つまり荒木飛呂彦やクリストファーノーランレベルの脳味噌についていく、ということは、こーゆーことなんだな。うん。なお1ミリも追いついていない。むり。敬称略。
しかし、どこを切り取ってもすごい。飛行機ぶつけようぜ、どうせならでっかいやつ!ってアンタどうやったら、何食って生きてきたらそんな発想に至るんだよ、マジで。やっちまう方も踊らにゃソンソンって、まぁ、アタシもそういうの嫌いじゃないけど(笑) もうあかんほんとすごい(笑) ジョンデヴィッドさんの肝の据わり方も相当ですけどね〜。いやキャストもスタッフも全員か。全員腹をくくらないと作れないよねこんなの。リアルに主人公力(しゅじんこうぢから)持ってそうですよねジョンデヴィッドさん。ほんとすごい。
秘密多すぎで大丈夫?って思うところいっぱいあったんだけど、ニールはやっぱり最高でした。「主人公」が真っ直ぐな性格っぽいのと比べてニヒルな感じがあるのも良かったし、ちゃんとタフだし、なにしろ物理学に強い。物理に強い奴は性格はともかく悪人はそんなにいない(個人の感想です)。エモすぎての目眩か。家に帰ってごはん食べて食器洗って片付けてようやく体が落ち着いてストゼロを飲みながらコレを書いてる間もずっと目が回っている。これが真のバディなのか。気付きよりも衝撃が多すぎて感情までたどり着かない。
「主人公」の背景がぜんぜん分からないのが不思議でしたけどね。大抵戦争中の兵士って休憩中に故郷の話とかするじゃん(笑) 感傷に浸る隙がまったく無いし、そもそも名前も無い。「君を助ける」って言うなら名前くらい言えよって思っちゃったけど。ていうか“対消滅”はどうしたの?ねぇどうしたの??
それにつけてもエリザベスデビッキさんの美しさよ。何頭身あるんでしょねワケわかんない良いスタイル。
あらゆる意味で実験的であり衝撃的な作品ですね。IMAXとかいうのよくわかんないんですけど、少なくとも田舎のイオンシネマじゃなく音響とかなんかすごい設備の劇場で観られたら最高ですね。。。はやく、もう一度、観たい。
- 2020年アメリカ
- 原題TENET
- 監督クリストファー・ノーラン
- 脚本クリストファー・ノーラン
- 原作
- 出演ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、ヒメーシュ・パテル、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー
- 声の出演
- 制限