劇場『スキャンダル』

Bombshellとは“爆弾”。今回の場合は内部告発とも言う。ついこの間に起きた出来事なんですよねコレ。当事者はだいたいみんな生きてるし。パンフみてシャーリーズセロンさんの特殊メイクがホントにすごいの分かって本当にすごい(語彙力

トップに君臨し人を自由に動かせると勘違いしてる連中の意識はずーーーっと昔から変わらないんでしょうかね。勘違いするくらいだからそもそも脳に欠陥があるってことなんでしょうかね。まぁねぇ、何か突出した才能がある人って、どこか抜けてたりするらしいですからね。サイコパス気味だったり、性欲が強すぎたり、厨二病だったり、マザコンだったりするんでしょうか。ロジャー氏は能力もあって人を惹きつける魅力があったそうですけど、自分のやったことは(部分的にせよ)セクハラであり犯罪であったという意識がまったく無かったのだとすれば、性格的に?欠陥があったとしか思えないですよね。2017年の話ですよ。30年前とかじゃなくてよ。

人の上に立つ能力が無くても、歳をとると無神経で自己中な老害になる場合もありますし、今なのか昔なのか、大企業の中の話か家庭内の話か、って関係ないコトだと思いますけどね。

誰かにフォーカスしすぎず、あくまでも冷静に、女性たちの心情や境遇を描写し証言を並べていく作りに、ニュースキャスターみがある。すっげーームカつくし悲しくもなるけど、感情的にはならない。とても丁寧に練られたストーリーだと思う。架空の登場人物ケイトの存在もとても良かった。ベテランたちが難しい顔をしてるだけよりは、誤解を恐れずに言えば“新鮮な被害者”が必要だったわけだけど実在の人物を登場させてしまうと若いだけにキツイものがあるので架空の人物とした、とのこと。うまい。欲を言えば“これからの女性キャスターのあり方”とか“女性が社会で安全にキャリアを築くには”まで透けて見えると嬉しかったけど、さすがにそこまでは必要ないわね、そうね。

まー日本ではこの手の話は無理でしょうね・・・まったく無いハズないと思ってますけど。こういうテーマを素早く形にする力、さすがハリウッドと言うほかない。




















ところでこーゆーセクハラする奴って、何人も何十人にも“そんなにご立派なモノ”を見せびらかしているということは、やっぱり自信満々なんですかね?いつも不思議なんですけど。それともご立派でなくても崇められている俺様に酔ってる場合もあるのかしら?噛みちぎられるとは微塵も想像しないのかな?アタシならやるけど。ってそこが人を選んでやってるってことか、そうか(笑)
  • 2019年アメリカ
  • 原題Bombshell
  • 監督ジェイ・ローチ
  • 脚本チャールズ・ランドルフ
  • 原作
  • 出演シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー、ジョン・リスゴー、ケイト・マッキノン、コニー・ブリットン、マルコム・マクダウェル、アリソン・ジャネイ、マーク・デュプラス、ロブ・ディレイニー、リヴ・ヒューソン、ブリジェット・ランディ=ペイン、スティーヴン・ルート、ロビン・ワイガート、マーク・モーゼス、エイミー・ランデッカー、ナザニン・ボニアディ、ベン・ローソン、ジョシュ・ローソン、アラナ・ユーバック、ブリー・コンドン、アンディ・バックリー、ブルック・スミス、ケヴィン・ドーフ、ダーシー・カーデン、リチャード・カインド、ケイティ・アセルトン、ジェニファー・モリソン、アン・ラムゼイ、アリス・イヴ、エリザベス・ローム、スペンサー・ギャレット、アシュリー・グリーン、P・J・バーン、アナ・オライリー、トニー・プラナ、トリシア・ヘルファー、ジョン・ロスマン、マイケル・ビュイエ、マーク・エヴァン・ジャクソン、ボニー・デニソン、マデリーン・ジーマ、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、ホーランド・テイラー
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