DVD『デッドプール2』

製作総指揮:スタン・リー、ジョナサン・コマック・マーティン、ケリー・マコーミック、イーサン・スミス、アディッティア・スード、レット・リース、ポール・ワーニック

ストーリーは悪くない。X-MENに頼りすぎなところがなきにしもあらずですが、そもそも“ミュータント云々”が根幹にあるのでX-MENに関わることに矛盾はないわけですけど、出てくるのがX-MENの主要キャラでなければいけない理由は確かに無いんで、私の知らないキャラが登場してポカーンしちゃっても別に文句は言わないし、むしろウルヴァリンとか無理に出てもらわなくても良かったんじゃないかと思ったワケです。ヒュージャックマンはサービス精神旺盛だしライアンレイノルズとも親和性高かったぽいし、問題はなかったのだろうけどシーン的には違和感あったよ(笑)

これはアメリカならではなのか、日本がそうでないだけなのか分からないのですけど。身内でもない未成年を救いたいという気持ち。今回注目のおデブちゃんことラッセル君。おデブであることはそろそろ冷やかされなくなってきていいんじゃないかと思うけど。そこじゃなくて、「子どもだから」「身内だからじゃなくて」「大人なら守るべき」っていう共通認識が、アメリカ人には、どうやらあるんですね。日本人には・・どうなんだろう無くはないかもですが、だいぶ薄いよね。たぶん言わなくても当然っていうレベルではないよね。

それを守れるならマトモ、っていう認識は、共通項として持っていたいものですねぇ。なんだろなぁ、核家族化していてもソレがあると無いとじゃだいぶ社会が変わると思うの。ちゃんと説明できないんだけどごめんなさいね。見ず知らずの子供のために一肌脱ぐって感覚、なかなか身近に感じないんだけど、でもなんかわかる的な。

なんつーかDVDのパッケージもプロモーションもかーなーりーお気楽なのでぜんぜん分かんないんですよね、こんなふーに見ることもできるお話なのだよ、ということが。実際ウェイド君もしっかり苦労してるっつーか苦しんでるし、今作は素顔の露出が多いもんで「誰?ゾンビ?え?!違うの?!?!」っていう場面も少なくなかったですからね。ってかジョンマルコビッチを想起させられて謎。似てません?似てるよね?

どうせR15+なんだから、もう少し賢そうなプロモーションして欲しいですよ、真面目な話。日本の映画界、不可思議多杉。
  • 2018年アメリカ
  • 原題Deadpool 2
  • 監督デヴィッド・リーチ
  • 脚本レット・リース、ポール・ワーニック、ライアン・レイノルズ
  • 原作
  • 出演ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、ザジー・ビーツ、T・J・ミラー、レスリー・アガムズ、ブリアナ・ヒルデブランド、カラン・ソーニ、ジャック・ケシー、忽那汐里、エディ・マーサン、ロブ・ディレイニー、ルイス・タン、ビル・スカルスガルド、テリー・クルーズ、ブラッド・ピット、ディッキー・グリーンリーフ、アラン・テュディック、ランダル・リーダー、ジェームズ・マカヴォイ、エヴァン・ピーターズ、ニコラス・ホルト、タイ・シェリダン、アレクサンドラ・シップ、コディ・スミット=マクフィー
  • 声の出演ステファン・カピチッチ
  • 制限R15+

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