劇場『敬愛なるベートーヴェン』

交響曲第九番の初演とゆーシーンがクライマックスなのかと思ってたら、この後の話がダラダラ続いたのね。苦労が報われたねぇヨカッタねぇって感動しまくってたアタシの涙を返せ。とりあえず第九をやるのになんで年が明ける前に観れなかったのかが謎というかw まぁ年末に第九を聴くのは日本人だけなんだけど。でも、それくらい馴染み深いベートーヴェンなのであるからして客は多かったです。多かったけどそれだけの期待に応えてたかっつーと微妙なんじゃないかなーというか、日本人の馴染み方は特殊だと思うことしきりw 後半部分がチョットね。神の言葉がどうとかってイマイチついてけないし、この期に及んで女性の仕事に生きるか愛に生きるかみたいな話も大きなお世話だし。ただ役者はすごーくいいと思う。ダイアン・クルーガー30歳を23歳と言い張るあたりはいかがなもんかと思ったり思わなかったりしたけど。たぶん本物のベートーヴェンもあんなふうに相手のしゃべってるのを遮って「何だと?!」とか怒鳴っちゃったりするような偏屈だったんだろうなぁ、って。終わり方が曖昧すぎるから後味がスッキリしないのかも。ふつーにマエストロを看取るシーンを後ろに持ってきたんじゃあダメなんかなぁ。その方が盛り上がって終われたんぢゃないか・・・なぁんて偉そうなこと考えながらパンフ読んだら、意図的にそうしたのだそうな。へぇー。

  • 2006年イギリス/ハンガリー
  • 原題Copying Beethoven
  • 監督アニエスカ・ホランド
  • 脚本
  • 原作
  • 出演エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、マシュー・グード、ジョー・アンダーソン、ビル・スチュワート、ニコラス・ジョーンズ、フィリーダ・ロウ、ラルフ・ライアック
  • 声の出演
  • 制限

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