劇場『16ブロック』

正直、ブルース・ウィリスはかっこいい刑事ではない。まぁ昔っからヒーローなんかじゃないんだけど、今回はスゴイ勢いで“くたびれ果てた”警官でつ。警官ってゆーより「おじちゃん、仕事しないの?」って聞いてみたくなってしまいそうなほどのズタボロっぷり。そんな中年太り真っ盛りがアルコール臭ぷんぷんさせて嫌々任務に就くワケだけど、そこで意外なことが起こり、とんでもないモノを目にした瞬間、まるで生き返ってしまうのだ。これわ、カッコイイ。目は真っ赤だし、ちょっと走るとすぐ息切れしちゃうくせにカンだけは本物とゆー、実はまともなひとなのよ。アタシが思うに、確かに人は変われるかもしんないけど、ジャックの場合はもともとがまともで、最近ちょっと狂ってたのが、今戻ったって話なんぢゃないかなぁ。もちろんエディの存在は必要だったけれども。つかエディの方はどこがどう変わったのかイマイチ分かんねーんだけどw つぅか悪い方へ変わるのは楽だもんな。。。まぁその辺は難しいので置いといて、とりあえずアレだ、リアルに2時間くらいの間に起こってることを順番に見せてってるワケで、その中で実に盛りだくさんの出来事があって、実にスリリング。無駄なことやってる暇は無いし、説明が足らないと感情移入もできないわけで、その辺のバランスが素晴らしいと思う。しかも最後は胸にきゅぅぅぅんときてホロリもあるでよ。素晴らしい。
  • 2006年アメリカ
  • 原題16 blocks
  • 監督リチャード・ドナー
  • 脚本
  • 原作
  • 出演ブルース・ウィリス、モス・デフ、デヴィッド・モース、ジェナ・スターン、ケイシー・サンダー、シルク・コザート、デヴィッド・ザヤス、コンラッド・プラ、ピーター・マクロビー、ロバート・クロヘシー、ブレンダ・プレスリー、パトリック・ギャロウ
  • 声の出演
  • 制限

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