劇場『マッチポイント』
テニス映画かと思ったらぜんぜん違った。『運命って超こええ!』ですね。浮気なんて性に合わなそうな、そして目つきがあんまりアタシ好みでないジョナサン君(なぜかモテモテ)がこれでもかと腰を振り、そのために自滅してゆくのでありますが、とっても手に汗握る、畳み掛けるよーなどんでん返しには心拍数がついていくだけで大変です。予告でもやってる、手すりに当たった指輪の落ちていく方は・・・はひぃぃぃ! 面白いけど、心が痛む;; 『罪と罰』は読んでないけど、これは痛いね。世間知らずの坊ちゃん嬢ちゃんって残酷だよな。ところでスカーレット・ヨハンソンが「どんな男をも狂わす女」ってことになってますが、確かに金髪だし良いバディしてると思いますが、アタシは趣味じゃないなぁ(趣味でも困るが)。女が見てイイ女と思うタイプじゃないというか。つかベッドシーンは山ほどあるのにあんまりエロい印象がないのは妙だけど偉いと思った。あとアオカンてのは雨でもアオカンってゆうんでしょうか。関係ないですかそうですか。指輪が手前に落ちたとき、観客からは「ああ~~・・・」って声なき声が漏れていたよ。それであたしゃあてっきり「なるほど、捕まっちゃうのか」と思っていたらアッサリひっくり返った。偶然って恐ろしいね。それもすんごい些細な偶然ですよ。微妙なアレの掛け違えですよ。神様ってニクイね。刑事さん惜しかったけど、捕まって生活を棒に振るより捕まらないで一生罪を背負って生きる方が遥かに辛い罰っていうアレですよアレ。クリスったら恐ろしい子・・・!
- 2005年イギリス/アメリカ/ルクセンブルク
- 原題Match Point
- 監督ウディ・アレン
- 脚本ウディ・アレン
- 原作
- 出演ジョナサン・リース・メイヤーズ、マシュー・グード、ブライアン・コックス、ペネロピー・ウィルトン、エミリー・モーティマー、スカーレット・ヨハンソン、ユエン・ブレムナー、ジェームズ・ネスビット、マーガレット・タイザック、ミランダ・レーゾン、ジェフリー・ストレトフィールド
- 声の出演
- 制限