劇場『シェイプ・オブ・ウォーター』
R15です。冒頭から主人公さんがひとりエッチしてます(^_^;そういうリアルもありつつ、”彼”の非現実的な有様も如実に、活き活きと、きらめく鱗さながらに、美しく描かれています。絵画的だけど、すごく現実的でもある。日陰者でなければならなかったものたちの、ささやかなる活劇。
舞台は1960年代ということで、曰く、「強いアメリカ」だった頃のアメリカ、らしいです。トランプさんとか好きな時代みたいよ。男が強く、封建的で、差別が世間に堂々と存在して居た時代。まぁ、今は違うかっつったら全く変わってねぇんだけども(笑)
そんな中で、社会から置いてけぼりにされそうな者たちが心を交わし、支え合うことの美しさ。でも美しいのは逆境にあるからではないのよね。そんなの当たり前なのにね。つい忘れちゃうのかしらね。私たち、恵まれすぎてるのかもね。
何しろ、二人がすごい。我々は言葉があるから言葉に頼ってるだけで、ないならないで、別の方法もあるのですよ。いや〜もうね、羨ましいです。
私はホラーは嫌いですけど、モンスターは嫌いじゃないんです。ゾンビとか殊更気持ち悪い描写はもうムリなんすけど(汗)、こういう美しい物語なら大歓迎♪ ギレルモたんには今後も期待ですね(*^^*)
- 2017年アメリカ
- 原題The Shape of Water
- 監督ギレルモ・デル・トロ
- 脚本
- 原作
- 出演サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スタールバーグ、オクタヴィア・スペンサー、デヴィッド・ヒューレット、ニック・サーシー、ナイジェル・ベネット、ローレン・リー・スミス、ジョン・カペロス、モーガン・ケリー
- 声の出演
- 制限