劇場『スノーホワイト』
みんな知ってる『白雪姫』を、オトナの物語にして、さらにグロくした感じ。七人の小人も毒リンゴも出てくるんだけど、『シシ神様』も『ゴンドールの白い木(の模様)』も出てくるし、どこもかしこも「どっかで見たナニカ」の空気に包まれているw 新しい解釈って言ってるわりに。新たな解釈といえば、毒リンゴを渡したのが「ウィリアムに化けた魔女」だったのと、姫が目覚めるきっかけになったくさいキスをしたのがハンターだったのがよく分かりません。おとぎ話だと、キスをしたのは王子様だよね? 映画の中ではウィリアムのことを王子とは呼んでないけど、ハンターさんだって「じつはどこそこの国の王様の隠し子でした」なんてこたーないよねw
あと、王子様が口移しで解毒薬を飲ませたのだとか、毒リンゴの毒のせいで仮死状態になったのではなく、かじったリンゴが喉に詰まったからだとか、っていう話をずいぶん昔にどっかで聞いた気がするんですが、今回はどーゆーことになってんのかにゃ〜と注意して見てたつもりだったんだけど、最後まで説明なかったような。アタシが気付かなかっただけかもですが(+_+;
そんなこんなで、シャーリーズ・セロンが主にすごい映画なんですが、だから魔女がスゴイのは言うまでもないんですが、対峙する姫は長いことあんなところへ幽閉されてて、なんでまともな人間に育つんだろう。教育なんか受けられなかったろうに。逃げたは良いが助けたは良いがアッパラパーで話が通じなくて決起とか無理でした、なんて残念なことにならなくて良かったよね。てことは8歳くらいまでに人間の素地はできてしまうということか。・・・5歳でヒーローになりきって戦うことしか知らないウチの坊ちゃんが急に心配になってきたんですが手遅れですねそうですね。
終わり方もなんかイマイチはっきりしないというかスッキリしないというか、、、まさか続編なんてないよね?w
- 2012年アメリカ
- 原題Snow White And The Huntsman
- 監督ルパート・サンダース
- 脚本
- 原作
- 出演クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース、サム・クラフリン、イアン・マクシェーン、ボブ・ホスキンス、レイ・ウィンストン、ニック・フロスト、トビー・ジョーンズ
- 声の出演
- 制限