劇場『ゲド戦記』
英題:『Tales From Earthsea』申し訳ないですが、“こきおろすためだけに”観てきました。原作を読んだ上で予告編を見て、だめだこりゃーと思ったからです。話のタネにしかなんないよねーとか言いながらダンナと一緒に行きました(興行成績に貢献しちゃいました)が、正直言って話のタネにもなんなくて困ってます。まーねーせめてタイトルが『ゲド戦記』じゃなければまだ許してやってもいいかもねーとか言っちゃうほど困ってます。名前だけ借りて丸ごと違う話作るくらいなら初めからオリジナルストーリーを書け、と。原作ファン馬鹿にすんのもたいがいにせい、と。ジブリの威を借りて偉そうな口きいてんぢゃねえよ、と。つかどーしてそんなに本職の声優が嫌いなの?w どう贔屓目に聴いても棒読みじゃね? あんたそれで金取ろうって何様のつもり? でも音楽は良かった。「テルーの唄」は、単独で聴くとかなり良いと思う。“テルーの”、じゃあなければもっと良かったけど。あの子は歌だけ歌ってりゃよかったんだよな。一方、絵はなんか違うと思った。ジブリの絵ってこんなんだったっけ?? クライマックスでクモがうわああ~になっちゃうトコは手抜きかと思ったのアタシだけ? テナーが普通の肝っ玉母ちゃんになっちゃってたのはややショックw アタシのイメージでは、どっちかっつーと痩せ型で、もうちょっとキツイ感じというかノーブルな空気が漂ってる感じだったんだけど。まー実際子供も産んでるし、ダメってゆーほどでもないかなぁ。って映画では子供出てきてないなw テナーがらみでは「墓所に居た頃」とか「ハイタカが私を闇から救い出してくれた」とかいうアレ。原作では第2巻を丸ごと使って描いているエピソードをほんの3行のセリフにしたところで説明になるわけねーっつーの。わっかんねーよ。それも伏線になるわけでもなく、そのセリフがアレンを助けるわけでもなく。ぐだぐだ。ハイタカはハイタカで最初から最後まで説教臭いし。クモについては、原作ではあんな強烈な印象は残らなかったんで微妙w 声は良かったと思う。ウサギは良いキャラしてましたね。あの顔の役割は分かりやすい^^; とゆーワケで、原作を読んでないひとはわりと普通に観れると思うけど意味不明な部分がかなり多くて困ると思うし、原作を読んでるとツッコミどころしかないので仕舞いには腹が立ってくるという、まぁ一口で言って「トンデモ映画」ですな。要はゴローちゃんが父ちゃんを刺したいんでしょ? 聡明でイケメン(のはず)のアレンに罪をかぶせるなんて最悪だ。ていうかアレンの顔と声もぜんぜん合ってなかったよ。ジャニーズなら、ジブリなら、なんでも許されるのか? お前らホント、いい加減にしてください。
- 2006年日本
- 原題
- 監督宮崎吾朗
- 脚本
- 原作アーシュラ・K・ル=グウィン
- 出演
- 声の出演岡田准一、手嶌葵、菅原文太、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、飯沼慧、阪脩、梅沢昌代、神野三鈴、池田勝、鵜澤秀行、藤堂陽子、八十川真由野、宝亀克寿、田村勝彦、関輝雄、斎藤志郎、加瀬康之、高橋耕次郎、田中明生、廣田高志、西凜太朗、清水明彦、高橋克明、佐藤淳、中村悠一、白鳥哲、櫻井章喜、鍛治直人、杉山大、西岡野人、上川路啓志、植田真介、田中宏樹、佐川和正、細貝弘二、清水圭吾、瀧田陶子、築野絵美、高野智実、愛佳、佐藤麻衣子、加藤英美里、渡辺智美、木川絵理子
- 制限