劇場『2分の1の魔法』

当初まったく観るつもりなかったんですよ、ピクサーのアメリカナイズドアニメキャラ造形がぜんぜん好きじゃないし、そもそも内容が子ども向けだったら別にいっかなーと思ったので。だがしかしツイッタランドでヒヲォローさせていただいている映画好きのみなさんが軒並み「良かった」「やられた」「○○○○○○(ふせったー)」などとつぶやいておられるので、どうにも気になってしまい、思い切って観てきた次第でする。

してやられましたよ!まんまと!へぁぁぁぁぁ!!そっっっっっっっちかぁぁぁ!

いやーホントは字幕版で観たかったんですけどね。みんなの兄貴クリスプラット&みんなの甥トムホランドの兄弟っぷりを心から堪能したかったんですけどね。いったいぜんたいどうしたワケか、イオン太田には吹替版しかなかったからね。謎しかない。が、仕方ないと思って観たワケですけどね。まぁ良かったですよ、お母さん以外は。お母さんだけがもんのすげえ棒でドン引きだし物語の良いところで現実に引き戻されて超絶白目にさせられてたりしましたからね。しばらくスッキリは見ない。いや今までも見てないけど。

でもお母さん&マンティコアさんの冒険もすごく良かったよね。なんだかんだ気が合ってた、のかな?(笑) どっちも強かったのさすがです。「わたしは勇者!」にも伏線?があったのわろた。

きょうだいが居る人だったら共感しやすいかな〜と思ったけど、状況にもよるかな。きょうだいの上の立場なのか、下の立場なのか、父親が好きかどうかとか...アタシはほら、父と息子の絆に関しては特によく鍛えてるので(=涙腺ゆるゆる)状況がどうとかじゃなくアッサリ籠絡したクチですが、今作はひねりが効いてるんですよ。

今作の主人公はイアンなのだけど、従来の主人公らしからぬ"位置"で決着しており、あとから思い返すとあれもこれもはわわぁぁぁおおおおおぁぁぁん!!!!!そこへたたみかける「Onward」の意味!!!おおおぁぁァァーーーーーン!!!!!(これ以上は言葉にならない)(ただお兄ちゃんの将来だけは心配)

あ、邦題は相変わらずピントがずれてるアレかなぁと思ってたけど、今回はあんがい悪くないですね。愛しさと切なさと心強さと。
  • 2020年アメリカ
  • 原題Onward
  • 監督ダン・スキャンロン
  • 脚本ダン・スキャンロン、ジェイソン・ヘッドリー、キース・ブーニン
  • 原作
  • 出演
  • 声の出演トム・ホランド、クリス・プラット、ジュリア・ルイス=ドレイファス、オクタヴィア・スペンサー、カイル・ボーンハイマー、トレイシー・ウルマン、ウィルマー・バルデラマ、ジョン・ラッツェンバーガー [吹替版]志尊淳、城田優、近藤春菜、浦嶋りんこ、新谷真弓、丸山壮史、立木文彦
  • 制限G

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