劇場『ワンダーウーマン1984』

冒頭でキャスト名が出てきまして、いきなりクリスパインいるから「?!?!」ってなっちゃいましたけどね。これ原作知ってれば「それな」案件だったぽいですけど、よく考えたらネタバレちゃうんかな(笑) まぁいっか。映画にイケメンは必要だもんな(?)

前作と反対に今回はクリスパインの方が楽しいお着替えシーンを見せてくれているわけですが、どれひとつステキと思えるものが無くて苦笑いwww 最終的に落ち着いた服もパッとしないし、あくまでもガルガドットさんのおまけ的位置付けなんだなぁと。さらに今回のつよつよヴィランも女性ですし、イケメンの見せ場はあんまり無い感じ。いや大事ですけどね、心の支え。

どんな願いも叶えてしまうヤバいアイテムのおかげで、地味系女子だったバーバラがつよつよセクシーになり、最強女子だったダイアナが負けてしまうことになるわけですが、その「なんで?」が分かるまでに時間がかかったのよね。バーバラが徐々に派手に大胆になっていくのは分かる。いきなりステータスだけ最強になっても、慣れるまでに時間がかかるみたいなやつかな?って思ったから。でもダイアナが弱くなっている描写がすぐに理解できなかったのよね。バーバラは慣れるために時間がかかっていたのではなく、徐々に強くなっていったのだな。そして徐々に心を失っていった。うん。ダイアナも、徐々に弱くなってた、ってことだ。うん。スティーブの魂に段階があるようには見えなかったけど、もしかするとダイアナが完全に力を失うまで「取り消し」をしなかったら、スティーブも消えないままでいた、という結末になっていた? えっとつまり、「取り消し=お願いキャンセル」の受付期限ってあるよね? いつでもなかったことにできるような都合の良いアイテムじゃないよね流石にね? え? なかったことにしてー!ってお願いしたから大丈夫って話ですか???

いずれにしても全世界を巻き込むほどのスケールになっちゃうのたいへん。米国大統領と同等の権力を得るってことは、ここまでできちゃう可能性があるってことなのかー。某トランプおじさん見てると分からなくもないし全く笑えない。事実は小説よりも奇なり、を世界中に見せつけている一例には違いない。

なんかあのキンキラゴールドアーマー?がよくわかんなかったですね。前作の聖剣も然り、なんか曰くがあってわざわざ持ってきてるのに、なんで大事にしないの??? 「誇り」とかね、そういう気持ちも大事かもしんないけどさ、ダイアナが強くなるために必要なものじゃあないってワケ?なんで出てきたのか分かんなくね?必要があって出してくるなら、そのように描写してよねマジでー。

真実から目を逸らしてはいけない。事実を捻じ曲げたり、なかったことにしたり、誤魔化してうやむやにしたり、そんなことは決して良い結果をもたらさない。自分の過ちも、至らなかったことも、たとえ単純なミスであっても、正しく認識して受け止めなければ、改善することができない。何も変えなければ、何も変わらない。誰かが変えてくれることを待っていたら、自分は成長しない。

なんか最近、息子13歳にそんなこと言ったわぁ...
  • 2020年アメリカ
  • 原題WW84
  • 監督パティ・ジェンキンス
  • 脚本パティ・ジェンキンス、ジェフ・ジョンズ、デイヴ・キャラハム
  • 原作(原案)パティ・ジェンキンス、ジェフ・ジョンズ
  • 出演ガル・ガドット、クリス・パイン、クリステン・ウィグ、ペドロ・パスカル、ロビン・ライト、コニー・ニールセン、リリー・アスペル、クリストファー・ポラーハ、アムール・ワケド、ナターシャ・ロスウェル、ラヴィ・パテル、オリヴァー・コットン、ルシアン・ペレス、リンダ・カーター
  • 声の出演
  • 制限G

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