劇場『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
クリヘムのチャラ度、テッサトンプソンの初々しさ・・・。ストーリーはまぁまぁ面白いと思いましたよ。ありがちすぎて全てをブッ飛ばしたくなる気持ちをテッサが代わりにぶっぱしてくれた。そもそもクリヘム氏はコメディに向いてない、もしくは経験が足りないのではないかと思う。ソーを演じる流れで多少コメディ路線を習得しつつあるのだろうとは思うけど、もしかすると根が真面目すぎるのではないか。某ロバートダウニーJrみたいな立ち回りは到底無理なのではないか。実際のところ、コメディというのは一番難しいと思いますよ、ええ。私はもちろん演じたことないですからアレですけど、“誰も予想しないナニカを次から次へと披露する”能力が必要なのではないか。パンピーにできることじゃなさげ。
コメディアンとして成功している人たちを思い浮かべてみれば良い。特殊能力を持っているとしか思えない面々でしょう。実際そうなんだと思うほかない。"J"だった頃のウィルスミスがどうだったか、もう記憶が定かではないけど少なくとも今のウィルスミスだったら、Kが居なくてもクリヘム&テッサの100倍笑わせてもらえただろうなーと思えてしまいますね、ジーニーを観てしまったがゆえに。
とは言いましてもですね、MIBそのものも代替わりしていかないといけないので、まぁアリです。リーアムニーソンの絶妙な存在感は好き。何しろキレさせたらTHE ENDですからね(笑) エージェントCの印象に残らなさもウケる(ウケてていいのか)。エージェントMが有能すぎて、Hがただの脳筋に見えますね。実際間違ってないのかもしんないけど。
ポーニィかわいいよポーニィ。
- 2019年アメリカ
- 原題Men In Black International
- 監督F・ゲイリー・グレイ
- 脚本
- 原作ローウェル・カニンガム
- 出演クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン、レベッカ・ファーガソン、レイフ・スポール、ロラン・ブルジョワ、ラリー・ブルジョワ
- 声の出演クメイル・ナンジアニ
- 制限