劇場『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』
どちらかと言えば、若い人が活躍する作品を応援したい気持ちの方が強いんですよ、こう見えてあたくし。でもベテランの方が安心して観ていられることも事実。そこへきてこのおじいちゃんたちが三人も揃ったら楽しいに決まってるじゃないですか・・・ただし、古き良きほにゃららが多すぎて辟易、までがセット。いやぁ、面白いですよ。ごうつくばりで人の不幸を屁とも思わない老害プロデューサーのロバートデニーロ、映画マニアすぎて誰もついていけないヤクザの親分モーガンフリーマン、認知の歪みが進んでいるのに拳銃ぶんまわしまくるトミーリージョーンズですよ。もうお腹いっぱいですよ(笑)
登場人物を一通り紹介し終えたくらいでもだいぶ満足なのに、なんやかんやでクランクインしてからの展開もなかなか見事です。緩急といいエモーションといい往年のアクションスターの貫禄といい、本当に楽しい。高橋留美子ばりに宙を舞うロバートデニーロ、無邪気そのものの笑顔が断然可愛いモーガンフリーマン、撮れ高が良すぎるキメ顔のトミーリージョーンズ、そしてバタースコッチ!すばらしいよバタースコッチ。ストーリー自体に驚きとか重み深みがイマイチですが、古き良きドタバタをコンパクトにまとめてもらった感じで良かったと思います。よくぞ世に出してくれました。監督えらいな!もってるな!
だがしかし、引き合いに出された古い映画たちが何にも分からない(笑) 俳優の名前くらいは聞いたことある人もいたけど、、、名作と呼ばれる古い映画も観たい気持ちはありますが、やっぱり時代に合ったものの方が理解しやすいじゃないですか。なかなか古い方へ手がのびないんですよねぇ。つっても勢いで買ってしまってアタシの部屋の棚で埃かぶってるDVDいっぱいあるので(汗) 死ぬまでには観ます。長生きしなきゃね。
- 2020年アメリカ
- 原題The Comeback Trail
- 監督ジョージ・ギャロ
- 脚本ジョージ・ギャロ、ジョシュ・ポスナー
- 原作ハリー・ハーウィッツ(オリジナル脚本)
- 出演ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマン、ザック・ブラフ、エミール・ハーシュ、エディ・グリフィン、ケイト・カッツマン、ブレメル・デシュタニ
- 声の出演
- 制限